高橋英樹「十津川警部シリーズ」に大物ゲストが連続出演する理由

 高橋英樹が主役の十津川警部を演じる人気ドラマシリース「西村京太郎トラベルミステリー」の最新作が、1月5日の「日曜プライム」(テレビ朝日系)で放送されることが発表された。

 同シリーズは「土曜ワイド劇場」でスタートした推理ドラマで、すでに70作品が放送されている。作家・西村京太郎の小説を原作に、十津川警部が鉄道に関する事件を解決していく物語だ。

 最新回ではなんと、お笑いコンビのサンドウィッチマンが出演することがわかった。しかも、伊達みきおが十津川警部の偽物を、富澤たけしは亀井刑事の偽物を演じるという。

「十津川警部シリーズとは思えない異色のゲストですね。このシリーズは有名な俳優やタレントが出ることはあまりなく、いぶし銀の役者が起用されることが多かった。コスト削減のためか、第5作から出続けていた森本レオが第68作目を最後に何の告知もなく出演しなくなっています」(テレビ誌ライター)

 ところが今回はサンドウィッチマン、前回は沢口靖子と大物が立て続けに出演しているのだ。

「その理由は視聴率回復のためでしょう。同シリーズは土曜ワイド劇場で放送されてきましたが、17年4月で土ワイは終了。日曜ワイドに移ったものの、それも終了。以降は放送枠が定まらない状態でした。そのせいか視聴率が下がり、二桁を割ったこともあります」(前出・テレビ誌ライター)

 第70作目で沢口靖子が出演すると、視聴率は12.3%に回復。今回も視聴率のためにサンドウィッチマンが出演し、話題作りをしようということだろう。

「高橋英樹は娘の真麻といっしょに、19年2月からグレープカンパニーに移籍しました。ここの代表的なタレントはサンドウィッチマン。そのツテを使って、サンドを引っ張り出したのでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
 
 サンドウィッチマンが偽物の十津川警部と亀井刑事をどう演じるのか、放送が待ち遠しい。

エンタメ