トヨタの「新型RAV4」がついに姿を現した。その斬新なフォルムに「ついに来た!」と心を躍らせたファンも多いかもしれない。
ボディサイズは全長4600ミリ×全幅1855ミリ×全高1685ミリと、ミドルSUVの風格を漂わせつつ、後席使用時のラゲッジ容量は580Lを確保。キャンプ道具やスポーツギアなどを余裕で収められる広さだ。パワートレインは2.0Lガソリン、2.5Lハイブリッド(HEV)、2.5Lプラグインハイブリッド(PHEV/EV走行約75km)の3本立てとなっている。
フルモデルチェンジは7年ぶりとなることから、待ちに待ったというファンも多いはず。ただ、トヨタ党としては、もう1つの新型SUV・カローラクロスの存在も気になるところだろう。
5月23日に日本国内で発売が開始されたマイナーチェンジモデルは、全長4490ミリ×全幅1825ミリ×全高620ミリのコンパクトボディながら、487Lの荷室容量。従来のガソリン車を廃止し、すべて1.8L+モーターのハイブリッド仕様に統一したことで、WLTCモード燃費がリッターあたり約26.4キロという高い経済性を実現している。
標準グレードで276万円~323万9000円、最上級の「HYBRID Z(E-Four)」が368万9000円、そしてスポーティーな「GR SPORT」が389万5000円といった価格帯だ。
「RAV4は大容量と多様な駆動方式で、街乗りももちろん、悪路でも受け止める頼もしさを備えています。一方、カローラクロスは取り回しの軽快さと省燃費を両立。さらに、両車とも『Toyota Safety Sense』を標準装備し、歩行者検知プリクラッシュセーフティやレーンキーピングアシスト、ブラインドスポットモニターといった先進安全技術も搭載していますね」(自動車ライター)
オフタイムに高度な走破性と積載力を求めるなら新型RAV4を、日常の機敏な取り回しと燃費を重視するならマイナーチェンジ版カローラクロスという選択になるだろう。
(ケン高田)