丸亀製麺×松岡昌宏「牛カツトマたまカレーうどん」を実食!1580円でもむしろコスパは最強

 丸亀製麺とTOKIOの松岡昌宏が共同開発し、累計販売数が1000万食を突破した大ヒットメニュー「トマたまカレーうどん」が、今年も販売を開始した。2021年の初登場から今年で5年目を迎え、新たに「牛カツトマたまカレーうどん」(並:1580円)が仲間入りしたということで、さっそく食べに行ってみた。

 この商品は、丸亀製麺が過去に販売した商品の中でも、かなり高額な部類に入るが、そのぶん、牛カツはオーダーを受けてから一つひとつ丁寧に揚げられるというこだわりよう。サイズもかなり大ぶりで、「トマたまカレーうどん」が入った丼ぶりの半分を覆い尽くすほどである。

 実は「トマたま」初挑戦の記者が、まずスープを一口いただいてみると、トマトの酸味や卵のまろやかさが感じられ、そしてカレーは予想外に濃厚でパンチのある味わい。食べてすぐに額に汗がにじむほどの辛さだった。芸能人との共同開発ということで、もっと優しい味わいの無難な商品かと勝手に想像していたが、驚くほどエッジが効いている。それにしても、この刺激的なカレーと、茹でたてでモチモチとしたまろやかなうどんとの相性は抜群で、これが1000万食以上売れたのも納得である。

 そして、牛カツはというと、揚げたてならではのザクザクとしたクリスピーな衣に、しっとり柔らかな肉質。脂の甘み、そして牛肉の力強い旨みをしっかりと感じることができる。「トマたま」自体の味の主張がかなり強いため、それに負けないよう豚や鶏ではなく牛を選んだのは正解だろう。牛カツ自体のクオリティが高いため、正直1580円でこのクオリティを味わえるのは、むしろコストパフォーマンスが良いと言える。

 この商品には「ひと口ごはん」が付いており、トマたまカレーをかけて食べるのがオススメだという。ただ、個人的には酸味と辛みの強いカレーは、ごはんにはそれほど合わないのでは感じたため、牛カツをのせ、卓上のだしソースをかけて「牛ソースかつ丼」として食べてみたところ、贅沢感もあり、とても満足できた。

 なお、「牛カツトマたまカレーうどん」は数量限定となっているので、気になる方はお早めに。

(小林洋三)

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