佐々木朗希、先発投手故障者が12人出たドジャースで即ローテーション入りの不安

 米・大リーグのパドレスのダルビッシュ有投手が2月1日(日本時間2日)、本拠地ペトコパークで開催されたファンフェスタに参加。そこでドジャースに入団を決めた佐々木朗希投手について初言及した。

「球団(パドレス)としては素晴らしい迎え入れというか、そういうのはしたと思う。(佐々木がドジャースに決めたことは)本人のディシジョン(決断)なので、仕方がない」

 これまで佐々木とは連絡を取り合っていたことも明かした上で、今後アドバイスするかどうかについては「わからない」としながらも「もし僕が頼られることがあるとしたら、自分のベストを尽くしたい。人間として」と大人の対応を見せた。

 ちなみに大谷翔平は佐々木の入団前からコンタクトを取っていたことを明かしている。

「ドジャース側はコンタクトを取っていたことを完全否定していますが、佐々木側と早くから契約に向けた“密約”があったと言われ続けていました」(スポーツ紙記者)

 ダルビッシュが佐々木の入団交渉に立ち会ったかは微妙だが、ジャクソン・メリル外野手は「(佐々木との対面以後)しばらくはもう生魚は食べなくなった」と発言しており、勧誘の現場に立ち会っている。

 MLB 20球団が獲得を目指してきた中でパトレスはドジャース、ブルージェイズと共に最終候補の3球団のうちの一つだった。MLB担当記者は言う。

「ドジャースは昨季、12人もの先発投手を負傷者リストに入れています。一方でフリードマン編成部長は佐々木を開幕からローテーションに入れることを明言しており、結果的に酷使される可能性はある。フタを開けてみなければわかりません」

 佐々木は米スポーツ専門局ESPNが発表したMLBプロスペクト(若手の期待選手)ランキングで堂々の1位。ただでさえ注目度の高いドジャースへの入団選択はどんな結果をもたらすか。

(小田龍司)

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