佐々木朗希のプレゼントから…チェコで日本のお菓子がブームに!

 13日間にわたる熱戦に幕を閉じたWBC。日本で行われた1次ラウンドでは、初出場のチェコ代表と対戦した際に侍ジャパン先発の佐々木朗希投手(千葉ロッテ)が投じた162キロのストレートが相手選手の左膝上に直撃。幸い大きなケガにはならなかったが、その場で悶絶する姿に心配した野球ファンは多いはずだ。

 試合翌日、佐々木はチェコ代表の宿舎を訪れ、死球を当ててしまったウェリー・エスカラ外野手に直接謝罪。このことはチェコでも美談として大きく報じられ、現地で侍ジャパン人気が爆上がりするきっかけとなった。

 ただし、それ以上に注目を浴びたのは、佐々木本人がチェコ代表のために持参した大きなレジ袋2つ分の日本のお菓子。所属するロッテの人気商品「コアラのマーチ」や「パイの実」などで、現地メディアでは野球そっちのけで紹介するメディアもあるほどだ。

 日本のお菓子は米国や東南アジアなどではスーパーやコンビニでも買えるが、「チェコでは見かけない」と話すのは首都プラハ在住の日本人駐在員。唯一、アジア系のスーパーでは取り扱っているそうだが、チェコ人たちが大挙して店に押し寄せ、現在は品薄状態になっているという。

「プラハ市内には10数軒のアジア系の商品を扱うお店がありますが、その多くは店内の一部に日本食材コーナーを設けている程度。その気になれば買い占めできる程度の在庫しかありません。もともと日本食やアニメなど日本文化に対する関心は高かったですけど、それがお菓子にも飛び火した感じです」(駐在員)

 自身も一時帰国の際には日本のお菓子を、友人や職場のチェコ人たちに買って帰るそうだが毎回大好評だという。

「コアラのマーチはもちろん、『きのこの山』や『たけのこの里』など見た目でも楽しめるお菓子は女性や子供ウケがいい。男性や年配の方にはおせんべいが好まれます。ただ、今まで仕事でいろんな国を訪れましたが、日本製のお菓子はチェコに限らず、どの国でも人気ですけどね」(前出・駐在員)

 外国人の友人へのプレゼントで悩んでいる方は、ぜひ参考に。

スポーツ