大阪・通天閣近くの火災で「レトロゲーセン ザリガニ」焼失に「ショック過ぎる」

 1月21日夕方、大阪・浪速区の通天閣近くの商店街で火災が発生し、5階建てのビルと隣の建物が燃えた。5階建てビルに入る1~2階のゲームセンターの男性従業員が顔などにやけどを負い、病院に搬送されたが軽症だったという。当時ゲームセンターにいたのは男性のみで、他に客はいなかったとみられる。

 21日午後4時50分ごろ、近隣住民から「黒煙が出ている」と通報があり、消防車42台やヘリコプターが出動。火は約2時間後に消し止められたが、2棟合わせて505平方メートルが焼損。5階建てビルは1・2階がゲーセン、3~5階が事務所で、出火時は営業中だったという。

 警察は出火原因を詳しく調べるとしているが、このニュースを巡って、SNS上では今回燃えてしまったゲーセンを惜しむ声が多数寄せられていた。どうやらゲーム好きの間では有名な店だったらしい。

「『レトロゲーセン ザリガニ』という店で、普通のゲーセンではお目にかかれない激レアのゲーム筐体が多数置いてあり、海外からの旅行者も多かったといいます。『アウトラン』、『アフターバーナー』(SEGA)や『ナイトストライカー』、『ダライアス』(タイトー)など貴重な筐体が多数稼働していたのですが、今回の火事で焼失。ゲーム好きからは『燃えてしまったか…』『貴重なゲーセンだっただけに寂しい』『ザリガニ燃えてしまったのショックすぎる』などの声が集まっていました」(Webライター)

 いずれにせよ人命に関わらなかったのは、不幸中の幸いといえるかもしれない。

(鈴木十朗)

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