片道だけで元が取れる!JR東日本の超お得きっぷ「キュンパス」の賢い使い方

 JR東日本が、お得なきっぷと評判の高い「キュンパス」を2025年1月13日から発売する。

「キュンパス」は、正式名称を「旅せよ平日!JR東日本たびキュン・早割パス」といい、平日限定でJR東日本全線が新幹線・特急も含めて乗り放題となるフリーきっぷのこと。価格は1日版が1万円、2日版が1万8000円で、普通車指定席は、1日版は2回まで、2日版は3回まで利用可能。今年2月14日から3月14日に1日版が発売され大人気になったが、今回は2日版が追加され、鉄道ファンから歓喜の声が上がっている。

「青春18きっぷ」のように休日に使用することはできないが、普通・快速列車と新幹線を含む特急列車が利用できるため、一気に遠方まで足を伸ばすことが可能だ。鉄道ジャーナリストが語る。

「例えば、東京~仙台の『はやぶさ』の場合、正規運賃は1万1210円です。片道だけで元が取れてしまうのですからかなりお得と言えるでしょう。ただし発売期間が乗車の14日前なので、前もって計画を立てづらい人にとっては少々厳しいかもしれません。もっとも、660円を払えば払い戻しができるので、迷ったらとりあえず買っておいてもいいかもしれません。注意すべき点は、首都圏の在来線特急の場合、多くが全車指定席になっているので、3回目以降の乗車は指定席特急料金が必要になることでしょう」

 フリーエリアには、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)が含まれているので、東北地方への旅行に利用するとお得感が増すかもしれない。

(ケン高田)

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