「クビにするぞ」マツコが十条銀座商店街のロケVTRにブチ切れたワケ

 東京都北区の十条といえば、JR池袋までわずか2駅(約7分)という好立地にありながら、物価が安く、今なお下町風情が残る人気エリア。駅前には地上39階のタワーマンションが建てられるなど、再開発が急ピッチで進んでいる。8月19日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)が、そんな十条の街のシンボルとも言える「十条銀座商店街」を大きく取り上げたのだが、月曜レギュラーでタレントのマツコ・デラックスが強い口調で、スタッフにダメ出しする一幕が見られた。

 十条銀座商店街のロケVTRに登場したのは、番組ファンの間ではおなじみの“視聴者”古賀さん。人生経験に乏しく、「初体験が多い人」として、これまで人生初の味噌ラーメンの実食レポートなどで番組を盛り上げてきた。古賀さんがVTRに出るや、マツコは「違うのよ、古賀さんの使い方、これじゃないのよ」とツッコミを入れる。人生初の街ブラロケでは、古賀さんが鳥皮の唐揚げを食べ歩きしたり、水まんじゅうを食べたりと、さまざまな「人生初」をお披露目。若者に人気のタピオカを実食して、VTRを締めくくったが、スタジオではマツコが「この野郎~」と口火を切る。

 マツコは「古賀さんの無駄遣いよね~。古賀さんと十条はわけて撮りなさいよ。ホントにダメよ。もったいないわよ。タピオカだって、あんな一瞬でさ…」と、スタッフの方を指さして「なんだお前ら、ほんと、クビにするぞ」とブチ切れ。このダメ出しに、スタジオは笑いに包まれ、SNSでも《クビにするぞはパワーワード》《マツコさんご立腹》《これが言えるのはマツコさんだけ》などと驚きのリアクションが寄せられていた。

「マツコさんにとって、古賀さんは一般視聴者らしく新鮮なリアクションを見せてくれるお気に入りのキャラクター。また十条についても『十条だけで5年くらい番組ができる』と力説するほど思い入れがある様子。この2つを組み合わせてしまったことで、両者の良い部分が薄まってしまったというのがマツコさんの主張で、スタッフに反省を促していました。なお、その後、新コーナーを予定していたのですが、作成物の制作が間に合わないという理由で延期となるハプニングも…。マツコさんがスタッフに強くあたるのは、番組のことを第一に考えてのことで、視聴者にはおなじみのことですが、『クビにするぞ』はマツコさんだから成立するパワーワードと言えるでしょう」(メディア誌ライター)

 マツコの叱咤激励で、延期となった新コーナーがさらに面白くなってオンエアされることを願うばかりだ。

エンタメ