サッカーW杯「アジア最終予選」の要警戒国は「強豪3カ国+ダークホース1カ国」だ!

 アメリカ・メキシコ・カナダで共催されるサッカーワールドカップの2次予選最終戦の対シリア戦を5-0で快勝した日本代表。9月から翌年6月にかけて全18チームで争われるアジア最終予選に向け、全勝の首位突破通過で弾みをつけた。

 日本の予選突破は予想されていたが、その裏で注目されていたのが、韓国の動向だった。

「韓国代表は日本の対シリア戦と同じく、6月11日にソウルで中国代表と戦い、結果は1-0で韓国の勝利でした。最終予選では、FIFA(国際サッカー連盟)のランキングでアジア3位までのチームをトップシードとして3つのグループに分けて試合が組まれます。アジア1位の日本と2位のイランはトップシードが決まっていて、韓国が3位に残れるかどうかが注目されていたのですが、今回の勝利によって韓国が3位を維持する可能性が高くなりました。結果、最終予選は日本とイラン、韓国は対戦することなく、それぞれ別の組で争うことになりそうです」(スポーツライター)

 26年の北中米W杯は、出場国がこれまでの32から48に拡大され、アジアからの出場枠も4.5から8.5にほぼ倍増する。これにより、最終予選では3組の上位2チームの計6チームが本戦に出場できることになる。では、日本にとってどの国が難敵となるのか。

「オーストラリア、カタール、イラクでしょう。オーストラリアはFIFAランキングがアジアで4位である上、2次予選は日本と同じ全勝で突破しています。カタールは日本がベスト8で終わった4月のアジアカップの優勝国で、イラクはそのアジアカップのグループリーグで日本に勝っています」(前出・ライター)

 ただ、他にも警戒しなければならない「要注意国」があるという。

「北朝鮮です。北朝鮮は1966年のイングランド大会と2010年の南アフリカ大会で本戦に出場していますが、南ア大会以来、アジア最終予選進出はなかったんです。となれば、なにがなんでも出場権を勝ち取りに来るはずで、これまでも批判が多かったラフプレーが多発しないか懸念されます」(前出・ライター)

 森保ジャパンがどの国と戦うことになるのか、6月27日にマレーシアで行われる抽選会が注目されるのだ。

(猫間滋)

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