10月に開業する長崎市の「長崎スタジアムシティ」のこけら落としとして開かれる福山雅治の無料ライブに16万件近い応募があったという。
「長崎スタジアムシティ」はJR長崎駅から徒歩約10分の場所に、ジャパネットグループが総事業費約900億円をかけ建設を進めている大型複合施設。サッカースタジアムを中心に、ホテルや飲食店などが併設される。
福山のライブは開業前日の10月13日に開催され、約2万5000人が無料招待されることになっている。ジャパネットホールディングスによると、6月7日に申し込みが始まり、13日正午までに約15万8000件の応募があったというから驚きだ。
周辺のホテルもライブ当日の予約はすでに満室だそうだが、福山の経済効果はこれまでにもよく知られたところだ。
「2015年8月、長崎の稲佐山でライブを行ったのですが、このときの長崎県内の経済効果は約18億円と試算されました。ただ、その直後の9月、福山さんが女優・吹石一恵さんとの結婚を発表した際には、福山の所属事務所のアミューズの株価が前日比で時価総額約40億円急落して話題になりました」とは芸能ライター。
「今年2月に行われた長崎ランタンフェスティバルには福山さんと女優・仲里依紗さんが登場した日があり、その日の入場者数は8万5000人。1日の集客数としては過去最多でした。今回の無料ライブは、入場料はないものの、そのぶん、観客は長崎にお金を落とすと予測され、稲佐山ライブのとき以上の経済効果をもたらすとみられています」
長崎スタジアムシティのクリエイティブプロデューサーでもある福山。長崎出身の福山の地元愛は有名だが、貢献度は非常に高いといえそうだ。
(鈴木十朗)