「文句しか言ってない」「ウンザリ」眞鍋かをりの野党批判にブーイング

 立憲民主党の蓮舫参院議員が東京都知事選への立候補を表明したのは5月27日のこと。会見の場で蓮舫氏は「反自民党政治、非小池都政」を掲げ、「裏金議員、政治と金の自民党、この自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい、その先頭に立つのが私の使命」と主張した。6月2日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)でこの都知事選の話題を取り上げた際、タレントの眞鍋かをりが野党批判を展開し、一部視聴者から批判を浴びているという。

 スタジオで意見を求められた眞鍋は「蓮舫さんがこうやって出てきたことによって、国政の構図がこのまま都知事選にも流れてきちゃってるような感覚になって」と述べ、「都民としては、選挙に対してのテンションがあまり上がらない」とコメント。続けて、言葉に詰まりながらも「自民党の裏金問題があって、野党がワーッて言うけど、別に文句しか言ってないみたいなのがウンザリって思っているところに、都知事選でも…」と持論を展開した。

 司会でお笑いタレントの東野幸治が「対立構造を都知事選にもってこられても…っていう」と助け船を出すと、眞鍋は「東京都は東京都じゃない?って思うんですけど、やっぱり蓮舫さんが言うことによって、その構図でやんなきゃいけないのかなって」と国政の問題を都知事選の争点にすることに対して疑問を呈していた。

 野党による自民党への追及を「文句しか言ってない」「ウンザリ」と評したことに、SNSでは《眞鍋さん台本で言わされているのかな》《野党は文句ではなく批判です》《批判するのが野党の役割では?》などとブーイングが殺到する事態に…。

「直近の選挙や岸田政権の支持率を見ても、国民は裏金作りに勤しんできた自民党にウンザリしているのは明らか。もしも野党の追及がなければ、それこそ政治資金規正法の改正案も骨抜きにされていたでしょう。野党支持者やアンチ自民の批判が集中するのも致し方ないかもしれません。とはいえ、番組全体のバランスを考えれば、反自民だけでなく、親自民の声も取り入れたいところ。元衆院議員の金子恵美さんや杉村太蔵さんがその役割を負っていましたが、眞鍋さんの場合は野党批判がかなり露骨に映ってしまったかもしれません」(メディア誌ライター)

 とはいえ、眞鍋も都民の一人として意見を述べただけのこと。選挙戦では、都民を第一に考えた政策が出ることを期待したい。

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