昼の情報番組「ひるおび」(TBS系)の名物コーナーといえば「Newsワードクラウド」。その日、話題となっているワードをAIで分析し、関心が多ければ多いほど、文字が大きく表示される仕組みになっている。9月7日放送回では、中央に「台風13号」、その上下に「ジュリー社長」「ジャニーズ事務所」のワードが並んでいた。
この日代役MCを務める八代英輝弁護士から気になったワードを聞かれたコメンテーターの眞鍋かをりは、「ガソリンですね」と述べてこう続けた。
「値段が本当に高くなってますけど、私、最近、車を乗り換えまして、ガソリンがハイオクからレギュラーになったんですね。なので、ちょっと安くなるから『よっしゃー!』と思ってたんですけど、ハイオク乗ってた時よりぜんぜん値段が高いのでレギュラーになった恩恵をぜんぜん感じてないというか…」
これに八代弁護士は「ハイオクが200円超えってザラでしたし、レギュラーも196円とかありますもんね」と自身の経験を明かし、眞鍋は「あり得ないですよね」として、ガソリンを必要とする職種について「すごいダメージだろうな」と心配そうに話していた。つまり、現在のレギュラーガソリンの価格が、かつてのハイオクの価格を上回ったと言いたかったようなのだが、SNSでは《え?レギュラーのほうが高い?》《ハイオクのほうが安いでしょ》と混乱した視聴者からツッコミが寄せられる事態に…。
「眞鍋さんが乗っていたのはハイオク仕様ということで、輸入車もしくは高級車が考えられます。1リットルあたりの価格でいえば、ハイオクがレギュラーよりも10円ほど高い設定になっています。今年5月の平均価格はハイオクが約179円でレギュラーが約168円。そして9月6日に経産省が発表したレギュラーガソリンの全国平均小売価格は186円50銭。確かに、かつてのハイオクを上回っています。一方のハイオクは200円超えもザラ。番組で取り上げたのは富山市のガソリンスタンド。看板の百の位に『2』がないため、価格を表示できない事態に陥っていました。その映像を見ていたワイプの中の眞鍋さんが、安堵の笑みを浮かべていたのが印象的です」(メディア誌ライター)
ガソリン高騰で「恩恵をぜんぜん感じてない」と語っていた“レギュラー派”の眞鍋だが、ハイオクの想定外の値段には胸をなでおろしているかもしれない。