1月4日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、羽田空港の滑走路上で起きた日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故を詳報した。
現時点で詳しい原因はわかっていないが、JAL機が着陸するC滑走路に海上保安庁の航空機が進入していたため両機は接触したと見られている。管制官との交信記録によると、海保機に滑走路への進入許可は出ていなかったという。
この日の放送では、元日本航空の機長をゲストに招き、事故原因などについて検証。番組が進行していく中、テレビ朝日元社員のコメンテーター・玉川徹氏が「通常、C5(C滑走路の手前にある停止位置)に止まった後はどういうやりとりをしてから飛ぶんですか?」と質問した。
元機長は丁寧な口調で「管制官の意図としては、日本航空機をまず着陸させてから、海上保安庁の飛行機を離陸させて…」と説明したのだが、玉川氏はパネルを指しながら「そういうことじゃなくて。(C5に)止まったあと、通常、滑走路に出るには指示は必要ないですか」と不満げに再質問。元機長は「必要ございます」と丁寧に答えると、玉川氏は「だから、その後は通常、(管制官と機長との間に)どのようなやり取りがあるのかを知りたかった」とキレ気味に返したのだった。
このやり取りを見ていた視聴者からは《態度悪いな。質問が伝わらないのは自分の聞き方が悪いだけだろ》《なんだ、玉川の横柄な態度は》《玉川がキレ気味に詰問していて気分悪くなったわ》《元JAL機長の丁寧な説明に対し、なぜそんな上から目線なのか》などと多くの批判コメントがあがっている。
「玉川氏の事故の真相に迫りたい気持ちはわかりますが、解説者には番組の招請で出演してもらっており、しかも年長の専門家なのですから、敬意を払ってしかるべきでしょう。しかもネット上でも指摘されていましたが、元機長が解説している途中、玉川氏がスマホをいじって何かを調べている映像が映りました。自分が聞きたいことを聞いた後は、元機長の話に耳を傾けず、スマホを操作する。番組の顔でもあるレギュラーコメンテーターとして、あまり褒められた行為ではありませんね」(週刊誌記者)
元報道局のディレクターとして、血が騒ぎすぎたのだろうか。
(石田英明)