ポテトチップス「わさビーフ」で知られる山芳製菓株式会社は、設立70周年を記念して企業ロゴマークを変更。更に、「わさビーフ」のパッケージキャラクターを刷新することを発表した。「わさビーフ」といえば、2020年に大幅リニューアルを敢行したばかり。わずか3年での再リニューアルに、ネット上の消費者の間では《あまり評判良くなかったのか?》《大人の事情を感じる…》などと、憶測が広がっている。
「発売から33年間続いた先々代のキャラ『わさっち』は、白に茶色のブチ模様で、眠たそうな目が印象的な牛のキャラクターでした。『もうわさっちが見られなくなるなんて!』と、ファンがショックを受けたのは今から3年前の事。当時、同社は商品のリニューアルに際し、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣氏にパッケージデザインを一任。西野氏のオンラインサロンの協力も仰ぎ、一大プロジェクトが実現しました。西野氏がデザインを考案したキャラクター『わさぎゅ〜』は、わさびのイメージが感じられる明るくシンプルな緑色の牛のようなデザインでした。社運をかけた人気芸人によるリニューアルは大きな話題となりましたが、必ずしも好意的な意見ばかりではなく、従来の商品を愛するファンの中には“不買運動”を試みる者もいました」(経済誌ライター)
そんなリニューアル騒動から3年が経ち、西野氏考案キャラ『わさぎゅ〜』も売り場に馴染んできたところのような気もするが、またもキャラクターが交代に。今回発表された新キャラクターのデザインは同社従業員一同によって考案され、そのキャラクター名は現在SNSを通じて募集キャンペーンを行っている。新キャラクターは、わさびの茎や葉のモチーフがポイントになったデザインで、表情の豊かさもイマドキだ。カラーは白ベースに茶色のホルスタイン柄なところが、どこか初代キャラの『わさっち』を彷彿とさせる。キャラクター交代の早さに消費者を驚かせたが、今回のリニューアルは成功となるのだろうか。
(浜野ふみ)
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