コロナ禍が明けて4年ぶりに“行動制限”のない夏休みを迎えた。7月23日放送の「真相報道 バンキシャ！」（日本テレビ系）では、京都や沖縄で旅行を楽しむ人の声を取り上げ、スタジオでは社会学者の古市憲寿氏と五輪3大会出場の為末大氏らがトークを繰り広げた。
「あまりホテルにお金を使わない」と言う為末氏は、この夏、キャンピングカーを借りて息子と兵庫県に旅行をしたエピソードを披露。これを受けて古市氏は「ボク、キャンプとか無理なんですけど」と述べて笑わせると、こう続けた。
「最近、『ゼルダの伝説』の新作が出たじゃないですか。知り合いから『忘れられない旅になる』って聞いて、やりたかったんですけど、東京って誘惑が多いからなかなかできないなって思って、『そうだ、新幹線乗りながらやればいいんだ』って思って東京からいちばん時間がかかりそうな函館までずっと新幹線乗りながら、ずっと『ゼルダの伝説』を新幹線でやってて、新幹線の中でやろうと思って。ゲームをプレイする場所として。コンセントもあるし」
函館に到着しても観光することなく、ホテルに閉じこもってゲームに興じていたという古市氏。「それは旅と言えるんでしょうか」と不思議がっていたサブキャスターの後呂有紗アナから「街とかご覧になったんですか？」と尋ねられると、「また来ればいいから。見てないです」と返した。これに為末氏は「本当に、函館の人に謝ってほしいですよね」とツッコミを入れたのだった。
ネット上では《新幹線に乗りながら…酔わないのか》《神ゲーだから仕方ない》《そういう遊び方もあるんだな》などなど、さまざまなリアクションが寄せられていた。
「古市さんといえば大の旅行好きと知られ、今年だけでもイタリアやフランス、台湾などを訪問しています。計画を立てずに思い立った時にフラリと出かけていくタイプのようです。とはいえせっかく函館まで足を運んだのですから、グルメや観光情報についてコメントして函館観光をアピールしても良かったかもしれません。為末さんのツッコミも理解できます」（芸能ライター）
東京から新函館北斗まではおよそ4時間の道のり。往復8時間を“ゼルダ三昧”で過ごしたのは、ある意味、新しい旅の形かもしれない。
