今春、慶應義塾大学法学部政治学科に内部進学した女優の芦田愛菜。芸能活動を自粛し、高校3年間は常に成績は上位をキープ。努力が実り、見事第1志望に合格した。一部メディアによると、同学部同学科は内部進学を目指す学生からはトップクラスの人気だとか。内部進学ではないが、岸田文雄首相の長男で首相秘書官の翔太郎氏も慶大法学部政治学科卒業だ。名門大学の看板を汚さぬよう、活躍しているのかと思いきや……。
5月25日発売の「週刊文春」が、翔太郎氏の呆れた行状を報じた。記事によると、翔太郎氏は2022年末、親族と首相公邸で忘年会を開催。赤じゅうたんが敷かれた階段で、親族一同との記念撮影も公開された。その写真は組閣時、新閣僚がひな壇に並ぶ様子のようにも見える。最前列、中央に陣取ったのは翔太郎氏。まるで〝首相〟気取りのようにも感じられる。そのほか、親族の男性が赤じゅうたんの上で、寝そべっている写真も掲載された。
首相公邸は、首相が公務にあたる官邸と同じ敷地内にある。来客を迎えて職務の話をすることはあっても、首相秘書官といえども息子が私的に宴会を開催する場所ではない。
翔太郎氏といえば、今年1月の岸田首相の欧米5カ国歴訪に同行。首相が首脳会談や記者会見に臨んでいる間、翔太郎氏は現地大使館の公用車を利用し、パリやロンドンの名所を巡り、お土産を購入していたことが問題視されたばかりだ。
「慶大法学部政治学科の先輩後輩でも、いまやイメージは天と地です。芦田は3歳から芸能活動を開始しながら、出演作品の制作発表などの折々に数々の名言を残し、頭の良さは誰もが舌を巻くところ。女優として活動するほか、今夏は『24時間テレビ46』(日本テレビ系)のチャリティーパーソナリティーを務めることも決定し、国民的スターへと成長しています。一方、翔太郎氏は政務担当の首相秘書官という重要ポストに〝コネ採用〟されたことが問題視。不評を覆そうと職務に当たれば納得もできますが、今回の忘年会騒ぎや海外土産の報道を見る限り、自覚に欠けると言わざるをえません」(週刊誌記者)
慶大法学部政治学科ブランドが泣いている…?
(石田英明)