働く男たちにこそオススメ!やよい軒「銀鮭の西京焼としまほっけの定食」で癒やされた

 定食レストラン「やよい軒」は5月20日、「銀鮭の西京焼としまほっけの定食」(1150円=税込)を新発売した。2種類の焼き魚を一度に楽しめる贅沢なメニューが登場したと聞き、さっそく食べに行ってみた!

 チェーン店の新作や限定商品を日々食べ歩いていると、海鮮丼に出会うことはあっても、焼き魚はなかなか縁遠い存在。普段は味の濃いものや激辛・デカ盛りグルメが多くなりがちだが、そんな疲れた胃にこそ、この「銀鮭の西京焼としまほっけ」は魅力的に映る。

 店内に入り、タッチパネルで注文。提供まで約10分。運ばれてきたのは、「これでいいんだよ」と言いたくなるような、実にシンプルで 王道の焼き魚定食だ。

 銀鮭は皮目がカリッと香ばしく焼き上げられ、身には米味噌をベースに塩麹などを加えた西京味噌が塗られている。一見すると味が濃そうにも見えるが、味噌の塩気と塩麹の甘み・コクはほどよく抑えられており、銀鮭本来の旨みがしっかりと引き立っている。麹の効果か、身はふっくらとして柔らかく、しっかりとした食べごたえもある。

 しまほっけはというと、箸を入れた瞬間に脂があふれ出すほど脂のりが良く、身はプリップリ。淡白さはまったく感じられず、旨みたっぷり。塩加減もしっかりしているため、そのままでも十分に楽しめる。半身とはいえボリュームもあるので、途中でレモンやおろし醤油を使って味変するのもおすすめだ。

 ご飯はおかわり自由なので、何杯でもいけてしまうのだが、最後はご飯の上に残った銀鮭の身をほぐして乗せ、だしを注いで“だし鮭茶漬け”にするのがイチオシ。味噌や塩麹の風味とだしが絶妙にマッチして、するすると胃におさまっていく。優しい味わいながらも、しっかりとエネルギーをチャージできる、満足度の高い締めとなった。

 働く男たちは、つい味の濃いジャンクな食事に走りがちだが、忙しい毎日だからこそ、こうした「癒やしの定食」を選ぶ時間も大切にしてほしい。「銀鮭の西京焼としまほっけの定食」は、まさにそんなひとときを与えてくれる一皿だ。

(小林洋三)

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