所属タレントの退所に歯止めがきかず、さらに故・ジャニー喜多川氏の性的虐待報道によって帝国崩壊の危機に瀕しているジャニーズ事務所。
かつて「ジャニーズの長男」として事務所内で大きな発言権を持っていた近藤真彦も21年4月に事務所を去り、すでに2年が過ぎた。
ちなみに近藤の退所のきっかけとなったのは、この前年に報じられた不貞報道。本人も認め、事務所から無期限の活動自粛処分を受けており、事実上の追放と見るむきもあった。だが、業界内では「むしろ、あのタイミングで事務所を離れて正解だった」との声が圧倒的だ。
「ジャニー氏の性的虐待報道から距離を置くことがでました。実際、退所後に繰り上がりで序列第1位となった東山紀之は、情報番組『サンデーLIVE!』(テレビ朝日系)のキャスターにもかかわらず、この問題に沈黙を貫いていることで批判を集めています」(週刊誌記者)
近藤は退所後すぐに芸能活動を再開している。コンサートやディナーショーのチケットは完売になるほど売れ行きが好調で、不貞報道の影響はまったく見られないという。
さらに近藤は、もう1つの本業であるレース界でも絶好調だ。4月に国内のモータースポーツを統括する「日本レースプロモーション」の会長に就任したのである。
「サッカー界に例えると日本サッカー協会の会長に相当し、名実ともに我が国のレース界の最高責任者。9月開催のF1日本グランプリにも大きな影響力を持つことになり、4月26日には永岡桂子文科相と室伏広治スポーツ庁長官を表敬訪問しています」(前出・記者)
社会的地位を得たことで、ネット上には《フィールドこそ違うが、現時点ではタッキーよりも格上》《芸能人よりも一段二段上のレベルにいる》といったコメントも。
かつてのジャニーズの長男は「辞めジャニ組」でも出世頭となったようだ。