巨人・原監督がこう力説した。
「野球界をいかに魅力あるものにするかというのが大事なことだと思うんですよ。試合時間を短縮するためにはどうしたらいいのか、子供達の野球人口を増やすにはどうしたらいいのか。われわれは野球界のトップチームですから、よりよい魅力ある野球界をつくらなければいけない。ルールも統一する。DHをなんで頑なに…というのが分からないんですよ。引き分けの野球はもういらないでしょ。サドンデスですよ、野球は」
野球解説者・高木豊氏がYouTubeチャンネル〈高木豊Takagi Yutaka〉で原監督に直撃インタビュー、「DH、タイブレーク、こういうのを進めて下さいよ」という高木氏の進言に答えてのものだ。そして、こう続けた。
「タイブレークとかいろんなものがあって、それでも引き分けだったら、次の日の18時プレーボールだったら17時くらいから、またタイブレークでやればいいじゃない。引き分け再試合ですよ、そうなったら。勝率の野球というのは日本しかないでしょ。メジャーリーグだと引き分けというルールがある事自体がWHY?ですよ」
高木氏が「コミッショナーになるしかないね」と水を向けると、原監督の改革論はさらに止まらず、「野球界が、サッカーの天皇杯(プロとアマチュアのオープン化大会)を出来るようになったらサイコーですよ」「時代のニーズでルールを変えるのがトップの役目」と現体制に物申す姿勢を貫いた。
「だから、コミッショナーになる気はあるんでしょ?」
高木氏のツッコミに、原監督は満更でもない笑みを浮かべていたが…。
「NPB(日本野球機構)の最高責任者であるコミッショナーは現在で15代目。現職の榊原定征氏は経団連名誉会長であり、関西電力の会長です。初代コミッショナーに就任した福井盛太氏(検事総長)に始まり、これまで大学教授や裁判官、駐米大使などの職務に就いた人物が選出されており、元プロ野球選手や監督出身者は1人もいません」(スポーツライター)
原監督がその第1号になり、改革を推し進める日は来るのか?
(所ひで/ユーチューブライター)