宮迫博之とロンブー亮から、松本人志に岡本社長、そして加藤浩次と、連日、主役が入れ替わっている吉本興業の闇営業スキャンダル。
この騒動を収束させられるのは、松本か加藤というのが世間の一致した見方だろう。一方で、吉本に数多くいる大ベテランたちがなぜ声をあげないのかという疑問も一部からあがっていた。その理由として「吉本とべったりだから文句が言えない」「闇営業やりまくってきたから」といった憶測や、「興味ないのでは?」「若い人らと騒げないでしょ」「社長のほうが年下だし」という穿った意見もあった。そんな中、76歳の重鎮が放った言葉が大絶賛されているようだ。
「吉本新喜劇の大ベテラン、池乃めだかの発言ですね。情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)から直撃を受け『改善したほうがええと思う人もおるし、このままでええという人もいるし。それは人それぞれやと思います』と冷静にコメントしたあと、『吉本に言いたいことは?』と問われると、『背が高くなる薬を開発してくれということぐらい』のひと言。もちろん、これ以上の質問はカンベンという意思表示だとは思いますが、こうした場面でも持ちネタの身長オチをかましたことに賞賛の嵐です。視聴者は思わずプッと吹き出しましたし、これぞ吉本芸人の真骨頂。目からウロコが落ちましたね」(女性誌ライター)
ネット上も「さすが」「これを待ってた」「スッキリした」「めだか師匠、そりゃ吉本にも無理でっせ」「コンプライアンスより無謀なお願いw」と爆笑の渦に。また、「これが本物の芸人」「ギャラが安いとか言ってる若手とかに見習ってほしい」「後輩たちに文句の前に芸でも磨けと言いたいんだと思う」と、騒動に乗じて文句を垂れる若手芸人たちへのブーイングにも発展した。
西川のりおや太平サブローも騒動に苦言を呈しているけれど、吉本興業と所属する芸人は世の中に笑いを提供するのが仕事。身長149cmの“巨人”のひと言がもっとも深かった…と言えるのでは?
(飯野さつき)