「背が普通でも売れてた」小藪千豊がベタ褒めした新喜劇のベテラン座員

 お笑いタレントの小藪千豊が、テレビプロデューサー、演出家など多彩な顔を持つ佐久間宣行氏のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」に出演。7月12日、15日の配信回において「嫉妬した芸人ベスト10」を発表する中、吉本新喜劇のベテラン座員・池乃めだかを2位に挙げて「この人は、背が普通でもめちゃめちゃ売れてたと思います」とベタ褒めした。

 池乃は身長149cm。チェッカーズのシングル「ギザギザハートの子守歌」の節で「ちっちゃな頃からちいちゃくて、15で背丈が止まったよ♪」や、自分の背丈と同じ子供とつかみ合いになり「あかん、これ以上やるとワシが本気になる」など、低い身長をネタにした多様なギャグで知られている。その池乃を2位に挙げた理由を小藪が説き明かしたのだが…。

 小藪がNSC大阪校12期生時代の話。作家の書いた面白くない台本(例えば、何かを口にして苦しそうに呻き「う、うまい」というオチ)をジャンケンで負けた生徒が大勢の中で演じ、まるで罰ゲームのようにスベるといったお遊びがあった。だが、時折ウケる生徒もいる。その差が何かと考えると、新喜劇での池乃が浮かんだそうでこう語った。

「めだかさんが…ってなった時(ノドに詰まらせる芝居をした時)、お客さんがほんまにノドに詰まったんかなって思ってるんですよ。風船をパンパンに膨らませて、『うまい』という小さな針でポンって突くからパンッてなる(爆笑)んです。(中略)ボケ、ギャグよりもネタ振りが本当にスゴイですね」

 もっとも、新喜劇の座長も務めた小藪の観察眼、洞察力こそスゴイとの声も集めた。ちなみに、1位はバッファロー吾郎、3位ダウンタウン、4位・宮川大輔、5位・笑い飯となった。

(所ひで/ユーチューブライター)

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