高齢者に優しいスーパーにジャンプ用スキー!? 加藤浩次のムチャぶりに店長困惑

 朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)でMCを務める加藤浩次の破天荒なオーダーに《さすがに大人げない》《どんだけ意地悪なんだ》などと批判が殺到している。
 
 1月30日の放送では、「ないものはない」と言われる鹿児島県阿久根市の巨大スーパー「A‐Z」から生中継。大竹真リポーターが、「奥行100メートル、全長横幅200メートル」という広さを伝え、「全部でおよそ40万品目、揃えさせていただいております」「生活に必要なものはすべて揃っています。ここに来て、『ないものはない』と言っても過言ではありません」と、自信満々でその豊富な品揃えをPRした。
 
 その後、仏具の木魚や中古車、金屏風、太鼓、鍾乳石、五右衛門風呂が置かれた売場をVTRで紹介。続いて、スタジオと中継で結んで「ないものはないのか?」を生検証する流れになった。カメラの前に姿を見せた店長は「名前にもある通りですね、アルファベットのAからZまで、生活に必要なものはすべてそろっている店を目指しているというのがうちの特徴になっています」とコメントした。

 大竹リポーターが「もし『これはないんじゃないの?』という商品がございましたら我々探しますので」と述べると、スタジオの加藤浩次は「スポーツ用品でもいいですか?」と聞いたうえで、「絶対ないと思うな。これね、鹿児島だからスキーって言おうと思ったけど、スキーはあると思うの。スキー板はあると思う。でも、ジャンプ用のスキーはないと思う」とジャンプ用のスキー板をリクエスト。店長は「ちょっといったん確認してもいいですか?」と電話機を耳にあてて、CMへ切り替わった。

 CMあけに、「A‐Z」の店長は「ジャンプ用のスキーはありませんでした」と結果発表。「生活に必要なものは…というところだったので」と困惑しながらも、子供用のスキー板は置いてあったと説明した。大人用の普通のスキー板は置いていないということで、加藤は「すいませんね、ちょっと意地悪なこと言っちゃって」と述べていたが、SNSでは《ジャンプ用スキーは生活に必要か?容赦ないな》《生活に必要な品でジャンプ用スキーを頼むか?》《もっと普通のもので勝負してほしかった》といったコメントが寄せられていた。

 スタジオでは「ちょっと、厳しいの言い過ぎたかな」と反省の色を示していた加藤だが、同店舗は高齢者向けに回数制限なしの送迎サービスを行うなど、地域社会に貢献している名物スーパーだけに、加藤のムチャぶりはスッキリしない結末を生んでしまったようだ。

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