カタールW杯で見事優勝を果たしたアルゼンチン代表GKによる不適切パフォーマンスが物議を醸す中、元サッカー日本代表で解説者・本田圭佑のコメントにも注目が集まっている。
ABEMAでW杯のゼネラルマネージャーを務める本田は、12月19日開催の同大会決勝、アルゼンチンvsフランス戦でも解説として登場。FWリオネル・メッシとFWキリアン・エムバペによる激しい撃ち合いのバトルが展開され、最後はPK戦でアルゼンチンが36年ぶり3度目の優勝を果たした。
すると、このPK戦で大活躍したアルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネスが試合後の表彰式で卑猥なポージングを見せ、波紋を呼ぶことに。同選手は大会最優秀GKとして、アルゼンチン史上初となるゴールデングローブを獲得すると、そのトロフィーを股間にあてがうパフォーマンスを見せ、良からぬ形で注目を浴びたのだ。
これにはABEMA実況の寺川俊平アナウンサーも「ちょっと、あまり良くないパフォーマンスを見せましたが。どうなんですかね?」と困惑したコメント。一方の本田は「ハハハ、いいんじゃないですか。うん」と笑いつつも擁護する言葉を口にした。寺川アナから「いいんですか? 日本代表があれをやったら相当怒られそうですけど」と指摘されると、「いやいや、まぁ。怒るぐらいでいいんじゃないですか。誰も傷付けてないから」「これくらいふざける奴じゃないと、PK戦止められないってことですよ」と返している。
マルティネスは決勝のハイライトとなったPK戦の最中にも、コミカルなカラダの動きで相手を挑発したり、フランスのキッカーにワザとボールを渡さないといった振る舞いなどで、賛否の的に。実際、ネットには「あそこでああいうことするんか?って思った」「フランス人からすれば傷付けるパフォだったのでは?」と疑問視する声が出たほか、本田の“アルゼンチン寄り“なスタンスにも「不快感しかない」「アルゼンチン贔屓が酷すぎる」と苦言が寄せられた。
「本田は試合前から『フランスを応援してる方には申し訳ないですけど』と前置きし、“アルゼンチン推し“を宣言。試合中には『もうアルゼンチン優勝でいいでしょ、メッシに優勝させてあげましょうよ』『アルゼンチン耐えろ!』など、かなり偏った意見も随所で見られ、視聴者からは苦言もあがっていました。そうした経緯もあり、本田のマルティネス擁護発言には、拒絶反応を示す人も見られましたね」(テレビ誌ライター)
ラテンのノリといえばそれまでだが、フランス側への配慮も求められたシーンだったといえるだろう。
(木村慎吾)