「ドン・キホーテ」公式キャラ交代トラブルはネタだった!? HPをタテ読みすると…

 ディスカウントストア大手のドン・キホーテが、長年親しまれてきた人気公式キャラクターの「ドンペン」を交代させると発表したところ、ネット上で苦情が殺到。吉田直樹社長が急遽ツイッターを開設してコメントを出すなどドタバタ劇を演じ、結局は交代を撤回することとなった。

「12月16日、ドン・キホーテは公式ツイッターに『大切なお知らせ』として、公式キャラクターをドンペンから『ド情ちゃん』に交代することを発表しました。交代の理由は、同社のオリジナルブランド『情熱価格』を広く知ってもらうためといいますが、同日でドンペン卒業という突然の知らせに、多くのファンからは《辞めさせないで!》と悲鳴にも近い声が相次いだのです」(ネットライター)

 あまりの大きな反響に吉田社長はツイッターで「私も事情がわからず関係部署に確認します」とドンペンの交代を知らなかったとして、再度社内会議を開き改めてその結果を報告すると説明。役員と協議した結果、公式キャラクターとしてドンペンを続投することに決定したといい、ドン・キホーテの公式ツイッターでも「今一度ドンペンへの想いを強く持ちPPIHグループ全従業員一同未来永劫ドンペンを愛していく所存です」とコメントを発表したのだった。

「ドンペンの続投には安堵の声が広がる一方で、炎上商法を疑う声も少なくありません。ドン・キホーテの広報は公式キャラクター交代はネタではなく事実だったと強調していますが、キャラクター交代発表後に公式ホームページにはドンペンとド情ちゃんのメッセージが掲載され、ドンペンのメッセージを縦読みすると『たたかいます』に、ド情ちゃんのメッセージをタテ読みすると『こちらはほんき』となっていたのです。ドンペンは『引退』ではなく、『交代』や『卒業』という表現をしていたことからも、時期を見て公式キャラクターに戻す予定はあったのかもしれませんね。ただ、批判が殺到したことで当日中に続投の発表を出したドン・キホーテの動きの早さはさすがだったのではないでしょうか」(フリージャーナリスト)

 素早い対応で致命傷にはならずに済んだ?

(小林洋三)

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