さすがは高橋英樹、いや十津川警部と言ったほうがいいかもしれない。高橋は7月21日にブログで鉄道の写真を公開。撮り鉄から絶賛の声が上がっているのだ。
注目の写真は東京の街並みを見下ろしているショット。鉄道写真を撮ろうとしてたのではなく、青空をフレームに収めたかったようだ。ところが鉄道ライターによると、
「写真中央下部に線路が通っていて、赤い車両が走っています。場所は品川駅の南。車両は成田エクスプレスで運用されているE259系。狙っていなかったとしてもこれは完全に“鉄道写真”です。赤いラインが映えるE259系を選んだのも見事。車両の顔である先頭部分がちゃんと写っているのもポイントが高いです。もしすべて偶然ならそれはそれでヒキの強さを証明している。さすがは十津川警部ですね」
このような写真は撮り鉄の間では「俯瞰写真」と呼ばれ、俯瞰写真ばかり撮ってる撮り鉄もいるという。そんな人たちは「俯瞰症」と呼ばれているとか。
「俯瞰写真が撮れるポイントは決して多くありません。しかもネットが発達した今では、俯瞰撮影ポイントは知れ渡っていて、新たな場所はなかなか発見されません。ですが高橋さんの写真は見たことがない。構図から考えて撮影したのは、品川駅の南東にあるビルだと思います。もし、撮影した場所が誰でも入れる公共の場所であれば、新たな定番ポイントになるかもしれません。ぜひどこから撮ったのか明らかにしてほしいですね」(前出・鉄道ライター)
高橋英樹は新幹線の中から撮影した富士山の写真が絶賛されたこともある。写真家としてもかなりの腕前と言えるだろう。