Amazon「プライムデー」予想に反して日本で大盛況「過去最高」を更新したワケ

 一部では、かつての勢いを失い今年は盛り上がらないと言われたAmazonプライム会員限定の大型セール「プライムデー」だが、Amazonジャパンは7月12日から13日にかけて開催された同セールで日本の過去最高記録を更新したと発表した。
 
「年に1度の一大イベントであるプライムデーですが、ここ数年売上の伸びが鈍化し、今年はさらに売上が減少すると予想するアナリストも少なくありませんでした。というのも、ここ数年は中華系の偽物やセール中だけ販売価格を上げて割引率が高いように見せかける(実際にはほとんど値引きされていない)商品などが数多く出品されていたこともあり、同セールに対して冷めた声も少なくなかったからです」(ITジャーナリスト)

 しかし、いざ蓋を開けてみれば、今年はプライムデー史上最多のプライム会員が参加し、過去最多の商品が購入され、日本のプライム会員が割引を受けたとされる金額は、過去最多の総額270億円以上になったという。また、今回のセールでプライム会員に新規に登録した人も過去最多となり、販売事業者による売上個数も1400万個と48時間の時間枠のプライムデーにおける売り上げも過去最多と、様々な「過去最多」を更新するなど絶好調だった。
 
「今回のプライムデーで多く購入された商品は、日用品、食品・飲料、ホーム&キッチン、ファッション、家電など、いずれも日々の生活に密接した商品カテゴリーでした。具体的には、『富士山の強炭酸水』や『トイレクイックル つめかえ用』などで、やはり昨今の物価上昇を受けて日々使うものをまとめ買いした人も多かったようです。プライム・マーケティング事業統括本部長の鈴木浩司氏は、『負担が増しているご家庭をサポートするため、プライムデーを通してさまざまなお得な取り組みを提供させていただきました』とのコメントを出しているので、まさに狙いが的中したというところでしょう」(前出・ITジャーナリスト)

 今年はプライムデーが2回開催されるとの噂もあるが、果たして…。

(小林洋三)

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