テレビ朝日の富川悠太アナウンサーが、2年連続で販売台数世界一のトヨタ自動車に転職することが3月29日、わかった。都内の同局で行われた定例会見で早河洋会長が明かした。
富川アナは2016年4月、フリーアナウンサーの古舘伊知郎の後任として「報道ステーション」のメインキャスターに就任。一躍テレ朝の〝報道の顔〟となったが、好事魔多し。18年、当時サブキャスターを務めていた小川彩佳アナへのパワハラ疑惑が報じられ、知的でさわやかなイメージに傷がついた。20年4月には新型コロナウイルスに感染し、約2カ月間、自宅療養。感染が判明する前、発熱などの症状が出ていたにもかかわらず、番組に出演していたことで批判を受けた。復帰後は出番が激減し、21年10月に元NHKの大越健介アナがメインキャスターに就任後は週1回のみの出演となった。
窓際に追いやられた感のある富川アナだったが、まさかの〝世界のトヨタ〟への転職。気になる職種については、早河会長は「承知していません」とのことだが、加入が期待されている部署があるという。
「『トヨタイムズ』です。これはトヨタ自動車が展開する、CMとネットを融合させた自社メディア。俳優の香川照之が編集長という名目のもと、CMや公式サイトで社長インタビューを行うなど、トヨタのPR活動を務めています。富川アナ自身、『これからもニュースの現場に立ちます』とコメントしていましたから、メディアに携わるのは間違いないでしょう。ネット上でも〝トヨタイムズ担当かな?〟〝トヨタイムズのCMで富川アナと香川さんの2ショットが見たい〟などと、トヨタイムズでの富川アナの出演を期待する声が少なくありません」(芸能記者)
インタビューもアナウンスもプロ中のプロ。トヨタイムズに決まれば、編集長の香川の座をおびやかすかも。
(石田英明)