リポーターに降格!? 富川アナ「報ステ」復帰で求められる発熱出勤の経緯説明

 テレビ朝日は5月29日、「報道ステーション」でメインキャスターを務めていた富川悠太アナウンサーが6月4日より限定的に復帰することを発表している。

 富川アナは4月11日に受けたPCR検査によって新型コロナウイルスへの感染が発覚し、同21日まで入院。その後は自宅療養を続け、無事に回復したものの、4月3日から4日にかけて発熱の症状がありながら9日まで同番組へ出演していたことから、世間からの非難が殺到していた。

 テレ朝によれば、当面の間、富川アナは、キャスターとしては木曜日と金曜日の限定的な復帰となり、月曜日から水曜日まではフィールドリポーターの活動を任されることになるとのこと。富川アナも今回の復帰発表に際し、「番組で繰り返し感染予防を呼びかけてきた立場にもかかわらず、このような事態を招き、大変なご迷惑を掛けました。深く反省しております」とのコメントを発表。発熱を軽視した“強行出勤“によって、多くのお叱りの言葉もあったとし、「これからの仕事に必ず活かしてまいります」と誓っている。この報道によって、6月8日の月曜日からはキャスターとしてではなく、1人のリポーターとして出演すると見られる。

「フィールドリポーターを務めるのは富川アナ本人の希望だそうですが、視聴者の立場から見ると、どうしても格下げ、降格の印象は否めませんね。『報道ステーション』のスタッフから複数の新型コロナ感染者が出たことから、“テレ朝クラスター”の当事者のように報じられていた富川アナ。当然ながら大炎上となってしまったわけですが、発熱という理由だけではなかなか欠勤の判断に至らなかった点については、“サラリーマンとして共感できる“という同情の声があったことも事実です。今回の番組復帰についても単なる謝罪で終わらせるのではなく、富川アナだからこそ発信できる騒動の経緯や詳細があるはず。ネットでも『復活おめでとうございます』と復帰を祝福する声と共に、『コロナ感染の経緯に対する説明は必須だと思います』『復帰するのであれば、しっかりと自らの口で説明を』といった指摘が寄せられ、視聴者を納得させるためにも、まずは真相の説明を望む反応が多いです。とはいえ、すぐに富川アナのキャスターとしての発言に説得力が戻ってくるのかは疑問。やはり時間をかけてゼロからもう一度信頼を培っていく覚悟が必要でしょう」(テレビ誌ライター)

 退院後の自宅療養中には、家庭内のゴタゴタぶりを週刊誌に報じられるなど、富川アナにとって直近の1ヶ月半はキャリアでも最悪の時期だったといえる。

 まずは6月4日の番組復帰で、彼の口からどのような真実が語られるかを待ちたいところである。

(木村慎吾)

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