ZOZO創業者・前澤友作氏が2月28日に自身のツイッターアカウントを更新し、ロシア軍による侵攻に苦しむウクライナへの支援を行ったことを報告している。
すでに民間人にも多くの犠牲者が出ているウクライナに対し、前澤氏は「ウクライナへの支援にあたって、寄付金が武器購入費になってしまうのは避けたいと思いましたので、人道支援や医療支援に限定して活動している以下の団体に寄付させていただきました」と説明した。
また、「次のツイート以降でいくつか団体を紹介しています」と綴り、人道支援や食糧支援、医療支援などを行っている団体のリンクを添付。同氏のこのツイートに対し、フォロワーからも「微力ですが寄付しました」「ポイントを全部寄付しました!」「前澤さんの建設的なご意見とリンク、ありがとうございます。微力ながら早速、寄付してきました」「当たった500円寄付したいです。やり方教えてください」などの声が集まり、ウクライナへの寄付の報告が相次いでいる。
その後の投稿では、「ウクライナにもっと武器が必要だと思う方は、自らそうした支援をしたらよいと思います。僕は、目には目を歯には歯を、のように、武器には武器を、が良いことだと思いませんので、根本解決ではないかもしれませんが、人道支援や医療支援に寄付をします。戦争が一日でも早く終わることを祈ってます」と、寄付の方針について述べていた。
「前澤氏は昨年12月に打ち上げられたロシアのソユーズ宇宙船『MS-20』に搭乗して、ISSへ滞在。さらに、同6月からはモスクワ近郊にある宇宙飛行士訓練センターにて、およそ100日間の訓練を受けていたことから、27日には『ロシアのロケットで宇宙に行ったことは、今はとても複雑な気持ちです。なんでだよという憤りもあります』とその胸中を吐露。また中には、前澤氏が支払った莫大な旅行費の一部がロシアの戦費に充てられたといった批判も見られ、そうした声に対しても『私が支払ったのは宇宙旅行費です。さらに、そもそも100億円という金額も間違っていますし、支払った先はアメリカの宇宙旅行代理店です。その一部がロシアの宇宙庁やロケット開発企業などに流れたことは否定しませんが、それが武器に回ったという証拠もない名誉毀損な発言はお控えください』と反論していました。いわれのない中傷コメントが許せなかったようです」(週刊誌ライター)
ロシアが軍事侵攻を開始する直前の2月22日には、ツイッターで「宇宙から見たら国境なんてなかった。ロシアの友人達の苦々しい顔を想像する」と嘆いていた前澤氏。この想いと共に、日本から届けられる支援と寄付が、ウクライナの苦しみを少しでも和らげてくれることを願うばかりだ。
(木村慎吾)