03~04年にテレビ放映され、韓流ブームのきっかけとなった韓国ドラマ「冬のソナタ」。なかでも主演を務めたペ・ヨンジュンは、日本の中高年女性から圧倒的な人気で〝ヨン様〟と呼ばれて社会現象になったことを覚えている人も多いだろう。
しかし、プロデュースも担当した11年放送のドラマ「ドリームハイ」の出演を最後に俳優業は休業。引退ではないが完全に表舞台から姿を消し、かつて連日のようにワイドショーで取り上げられていたのが嘘のようだ。
実は、06年に10億円を投じて芸能プロダクションを設立。休業後は裏方に専念し、18年に韓国の大手芸能事務所のSMエンタテインメントに50億円で売却。現在は同社の大株主になっているという。
「しかも、経営難で手放したわけではなく、負債はほとんどなかったようです。でも、引退後もマスコミに追われ、なかでも妻で女優のパク・スジンが出産する際、特別な便宜を図ってもらったとの疑惑が報じられました。日本ではほとんどニュースになっていませんでしたがそれで過剰なバッシングを浴び、芸能界と距離を置いたと言われています」(芸能記者)
あくまで休業状態だが、韓国では事実上の引退と受け止められている。それに彼は複数の事業を手がける実業家でもあり、俳優時代とは比較にならないほどの資産があるとか。
「飲食店やセレクトショップ、ハワイのコーヒー農園の経営のほか、投資家として複数のビジネスに出資したり、株や仮想通貨などでも多額の利益を得ているみたいです」(同)
少し古い情報だが、15年の時点で彼が経営する企業グループの資産価値はなんと152億円。個人資産ではないが芸能事務所の株をはじめ、実業家や投資家として稼いだ分も相当額になるらしく、「韓国芸能界出身者ではダントツの資産の持ち主」(同)とも。
復帰を望む日本のファンは多いと思うが、すでに一生遊んで暮らせるだけの富を築いたヨン様。俳優としての彼を見ることはもう叶わないのかもしれない。