いくらネームバリューがあっても順当に勝ち進めるとは限らない。毎年、ダークホースが決勝に進むのも「M-1グランプリ」の醍醐味だが、なんと、名古屋市の河村たかし市長の親族が参戦して予選で爆笑をかっさらっていたとは…。
11月8日放送の「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の街頭インタビューに登場したのは、2014年に結成されたお笑いコンビ・アゲイン。「街行く人に仕事で一番イヤな事を聞いてみた件」というテーマでインタビューをしていたところ、偶然、取材班に遭遇したようだ。
「僕たちお笑いコンビをやってまして、アゲインと申します」
自己紹介した2人に番組スタッフが「仕事のイヤなことは?」とマイクを向けると、ツッコミ担当のノリが、「今、M-1グランプリの2回戦の予選だったんですよ」と前置きして、「芸人さんがひとつの楽屋に大量に集まって…。もちろんソーシャル(ディスタンス)で、楽屋がとにかくピリついてる」と続けた。
ノリによれば、先輩芸人たちが「その言い回しが違う」「その音が違う」などとモメ始めることもあったようで、「空気はすごい」「話しかけられない」とピリピリした楽屋の状況を解説。相方でボケのけーたも「みんな命がけですから」と語った。
その後、けーたが「2回戦で大爆笑」と話し、スタッフがどんなネタを披露したのか尋ねると…。
「叔父が金メダルをかじってしまい、申し訳ありませんでした」
こう言ってノリが深々と頭を下げた。続けて「僕の叔父が名古屋市長の河村たかし」と種明かしすれば、スタジオのマツコ・デラックスは「ホントにそうなのー!?」と驚きの声をあげ、けーたは「今までで一番ウケた」と振り返った。気になるのはアゲインの2人のM-1予選2回戦の結果だが…。
「M-1グランプリの公式サイトを見ると、アゲインは確かに10月19日に行われた2回戦に出場しています。結果は残念ながら敗退となっていました。しかし、この組には、すゑひろがりず、ぼる塾、トム・ブラウン、鬼越トマホーク、Aマッソ、カミナリ、錦鯉ら有名コンビが出場。この激戦組で予選を通過するのはさすがに厳しい。運が悪かったとしか言いようがありません」(芸能ライター)
とはいえ、河村たかしの甥というインパクトもあって知名度は格段にアップした模様。アゲインの2人には来年の飛躍へとつなげてほしい。