大阪の観光名所として有名なシンボルタワー・通天閣に施されたネオン広告にまつわる悪質なデマ画像が出回り、大阪人が憤怒している。
SNS上で拡散されたある“デマ画像”をめぐり、通天閣の公式Twitterは11月4日、“デマ画像”に対する注意喚起に加え、“デマ画像”を拡散した者への法的措置を検討していることも投稿内で明かした。
投稿されたツイートでは「昨日から#通天閣の広告文字を勝手にコラージュして『射ったら あかん』『射っちゃダメだよ』の画像がSNS等で拡散されています。この様な行為は愉快犯としか思えず威力業務妨害として対応を検討しております」と、SNS上に拡散された悪質なコラージュ画像に対して猛抗議するとともに、強く注意を呼び掛けたのだ。
問題のデマ画像は、コロナワクチンを良く思わないユーザーが作ったものとみられており、あたかも通天閣のネオン広告に記載されたかのように「治験中 射ったら あかん」など、コロナワクチン接種反対を呼びかけるような内容が記載されていた。
もちろんこの画像は全くのニセモノ。通天閣は「コロナワクチン接種推奨キャンペーン」を実施しており、接種証明書を提示した入場者にはお土産に大人気の通天閣特製レトルトカレー「もうカレー」を進呈するキャンペーンを行っている。意図に反するコラージュ画像の拡散に、怒り心頭なのも頷ける。
地元・大阪のユーザーからは《通天閣に迷惑かけんのやめたげてや》《通天閣激おこやないか》《これは毅然とした対応しなあかん》《ネット上のイタズラでも、影響力を考えたら大問題。声をあげた通天閣はあっぱれや》と通天閣を応援する声があがっている。
ネット上の些細ないたずらだったとしても、迷惑度は測り知れない。通天閣への迷惑行為に大阪府民もお怒りだ。
(浜野ふみ)