「きのう何食べた?」ロケ地で脚光、ファンを落胆させた新小岩の変化とは?

 西島秀俊と内野聖陽がW主演を務めた人気ドラマ「きのう何食べた?」の劇場版がいよいよ11月3日に公開される。
 
「原作はよしながふみ氏の人気漫画。男性カップルの日常をほのぼのとしたタッチで描いた作品で、2019年4月からドラマ化されました。西島さんが演じる弁護士のシロさん、内野さん演じる美容師のケンジが同棲しているという設定で、料理担当で倹約家のシロさんが1円でも安い品物を探して、スーパーをハシゴするシーンが印象深いですね。劇場版は昨年の初夏にクランクインしたと聞いています」(テレビ誌ライター)

 10月23日放送の「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)では、作品のロケが行われた新小岩を大特集。西島と内野の“きの何コンビ”がゲスト出演して、ロケ地・新小岩の思い出を振り返った。

 当然、新小岩の街でも「きのう何食べた?」の影響を受け、ある居酒屋は作品にヒントを得て、「手羽先の水炊き」を提供していることが紹介された。シメの雑炊のVTRが流れると、西島が「あれもおいしかったですよね」と映画の撮影で食べた思い出の料理を振り返った。

「映画でアクアパッツァを作ったんですけど、それのリゾット。アクアパッツァのあとにご飯を入れてちょっとトマトを入れて…。あれ美味しかったですね」

 すると、隣の内野も笑みを浮かべながら「カットがかかっても食い続けてました」と話して、笑いを誘っていた。

 番組では、西島扮するシロさんがよく買い物をしていた魚屋や、磯村勇斗演じるジルベールが来店したホルモン焼き店などを紹介。今後、映画の公開をきっかけに、新小岩で“聖地めぐり”を楽しむファンが急増しそうだが…。

「『アド街ック』でも触れていましたが、シロさん行きつけの激安店としてロケに使われた『スーパー中村屋』が昨年秋に閉店して、現在はチェーン系のスーパーになっているようです。ドラマ版では、田中美佐子さん演じる主婦とシロさんが特売のスイカを共同購入。1玉では消費しきれないと、2世帯で分け合うことで親交が生まれました。閉店のニュースが流れた際、『一度は買い物したかった』と落胆したファンは多かったようです」(前出・テレビ誌ライター)

 映画の撮影が昨年夏に行われたのは、「スーパー中村屋」の営業期間を考慮してのスケジュールだったのだろうか。今はなき名店の姿をスクリーンで目に焼き付けては?

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