あの芸人も気が気でない!? ふかわりょう「押し倒しキス」に賠償命令で業界衝撃

 もはやキス芸ではお茶の間も笑えない!?

 タレントの岡本夏生がトークイベント中に芸人のふかわりょうに無理やりキスをされたとし、1円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は27日、ふかわに同額の賠償を命じる判決を言い渡した。

 問題のイベントは16年4月に開催されたもので、ふかわは上半身を脱いでステージに登場。岡本を押し倒した上、3度にわたり、キスをするなどした。

 ふかわ側は「観客を笑わせるための芸として一般的で、岡本さんも受け入れていた」と主張したものの、裁判長は「抵抗の余地を与えない暴力的なキスで、芸とはかけ離れている」と退けた。

「そもそも、ふかわと岡本はこのイベントの出演料をめぐって揉めており、イベントでも険悪な雰囲気は流れていました。実際、岡本が不満を爆発させたことで、途中でステージの幕が下りて中断していましたし、観客にもその異変が分かるレベルでしたから、ふかわにとってはイベントをなんとか成立させるための苦し紛れのキス芸だったことが推測できます。ただ、岡本としてはそんな怒り心頭な状況下で強引なキスをされたことでさらに不快な気持ちになり、ここまでの争いに発展したということでしょう」(エンタメ誌ライター)

 とはいえ、今回の判決に対して世間からは「1円の請求ってとこに、岡本さんの本気度が見える」「相手に了承も得ず相手が不快に思ったならそれは立派なわいせつ行為」「客を笑わせるために女性を押し倒して無理やりキスってどう考えても異常だろ」など、キス芸を強引に決行したふかわを批判する声ばかりが見られている。

「今回のキス芸に賠償命令が出たことでダチョウ倶楽部をはじめとしたキス芸を武器にする芸人たちもより慎重になることでしょう。19年4月に放送されたバラエティ番組『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)では、100種類のキスの持ち主である女性お笑いコンビ・紅しょうがの熊元プロレスが俳優の斎藤工とディープなキスをして、スタジオでは爆笑を取っています。こちらは斎藤が自ら志願して実現したものですからセーフですが、女性芸人から仕掛けるキス芸も相手が男性だから許されるということはなく、了承がないまま強行してしまえば、今回のふかわのようなケースになってしまう可能性もゼロではないでしょう。また、キスではないにしろ、女性共演者に対してボディタッチが頻繁に見られており、視聴者から指摘されることも多いさまぁ〜ず・三村マサカズ辺りは今回の判決を他人事で片付けるのではなく、自身の言動を見直すきっかけにしてほしいところ」(前出・エンタメ誌ライター)

 キス芸や女性へのボディタッチをどうしても続けないといけないという芸風の芸人であれば、相手の性格や関係性を考えたうえで実践して欲しいところだ。

(本多ヒロシ)

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