カズレーザーも問題視 “大食い禁止法”中国で可決で「日本にも必要」の声

 中国で食べ残しや大食いなど食品の浪費を禁じる法律「反食品浪費法」が、29日に可決された。

 同法律では客に大量に注文させた飲食店に最高で約17万円の罰金、大食い動画をネットなどで公開することを禁止し、違反した場合は最高でおよそ170万円の罰金が科される。

 中国ではSNS上で視聴者が配信者に払う「投げ銭」を目当てに大量に飲み食いする動画の投稿が過熱していたが、去年から食品ロスを防ぐ取り組みが進められ、現在では人気の大食い動画がSNSから消えている。

 中国で「反食品浪費法」が可決されたことについては「これは珍しく中国に賛同します」「フードロスを無くす考えは賛成」「テレビとかで大食いやってるけど、食べきれなかったら結局捨てるんでしょ。日本でも同じような法律つくった方がいい」「無理な大食いは食に対する冒涜だと思う」など、日本国民からも賛同する意見が多数見られている。

「お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーも27日に放送されたラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO FM)で、テレビ番組の大食い企画について『あ~イヤっすね~。でも、なんで大食い番組って許されてるんですかね? 「教育上よくない番組」って定期的に言われるじゃないですか。「これは子どもがマネするから」とか。誰も得してないと思うんですよね』と持論を展開していました。これには共演者のお笑いコンビ『ぺこぱ』の松陰寺太勇も『あれ言ってしまえば、フードハラスメントですもんね』と援護射撃。カズレーザーも『こっちは頼んでもないのに、食わなきゃいけないっていうね。見れば見るほど納得いかないんですよ。スタジオの人は現場にいないのに、ワーワー言うわけじゃないですか。”神の目線”で勝手に食わせてる人らじゃないですか。あんな“虐待”ないですよね?』と不満が止まらない様子でした」(エンタメ誌ライター)

 日本でも大食いに対しての見方が冷ややかなものになる未来も近いかも?

(田中康)

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