田中将大が正捕手候補に公開説教!?「巨人・小林のトレード獲得案も浮上し…」

 緊急事態宣言により、プロ野球キャンプは異例となる無観客での実施。チーム関係者はもちろん、報道陣にも定期的にPCR検査が課せられ、厳戒態勢が敷かれている。しかし、コロナ対策はバッチリでも、選手や首脳陣の間には誤爆必至の導火線が張り巡らされていた。忖度なしのキャンプレポートをお届けしよう。

「移動のたびにサインを求めてくるファンがいないのは正直、楽だな(笑)。練習だけに集中できるからさ」

 と、ファン不在の現況を嬉々として語るのは、さるパ・リーグ球団の中堅選手である。開幕に向け鍛錬を積む選手たちにとって、ファンサービスの手間が省ける無観客キャンプも案外、好評のようだ。一方、報道陣からは、新様式の取材活動に戸惑いの声が上がる。スポーツ紙デスクが解説する。

「感染対策のために義務付けられたPCR検査は、球団にもよりますが、3日~1週間おきに陰性の証明書を提出しなくてはなりません。無症状でも陽性判定が出てしまえば取材活動は中止。ホテルや病院での隔離生活を余儀なくされるので、みんな神経をすり減らしていますよ。それでも選手や首脳陣への囲み取材は可能になったので、仕事はやりやすくなりました」

 シーズン中のリモート取材から一変。ひとたび接触が解禁されるや、選手たちの本音がダダ漏れする様相が。中でも怒り大爆発で周囲をドン引きさせているのは、球春の話題を独占している楽天・田中将大(32)だった。毎年オフの自主トレ仲間である則本昂大(30)や松井裕樹(25)ら後輩の指導はもちろん、開幕投手を争う昨季最多勝の涌井秀章(34)とも笑顔でコミュニケーションを交わすなど、8年ぶりのチームにもすっかり馴染んでいるようなのだが‥‥。

「ブルペンでマー君と組まされたキャッチャーは気の毒そうですよ。初っ端にコンビを組んだ『爆笑問題バッテリー』と呼ばれた太田光(24)は『(際どいボールをストライク判定させるキャッチング技術の)フレーミングをしっかりしろ!』『ミットの音は鳴らさなくていい!』と再三の叱責を受けていました。マー君みずから座ってミットの構え方を指導するほどでしたが、声が異常に大きいのでブルペンにいる報道陣にも筒抜け。翌日のスポーツ紙には熱の入った後輩指導だとやり取りが書かれていましたが、現場では萎縮する太田への公開説教のように見えました。『キャッチャーが潰される』と秘かな話題となっています」(民放局ディレクター)

 三顧の礼で迎えられているとはいえ、推定年俸9億円以上と言われる田中には、金額相応の重圧がかかっている。

「当然、渡米前のシーズン24連勝を超える活躍が期待されている。当時は、阿吽の呼吸で投球を組み立ててくれた正捕手・嶋基宏(36)の助けが大きかった。それだけに、1軍半のキャッチャーを一人前に育てないといけない使命感が強いんだろうね」(球界OB)

 昨季は太田を含む6人がスタメンマスクを分け合った。そんな貧相なチーム事情に感情を爆発させる田中をフォローしようと、フロントはさらなる補強に動いているようだ。

「巨人・小林誠司(31)をトレードで獲得する案が浮上しています。飼い殺しにされている小林をソフトバンクや日本ハムも欲しがっていましたが、年俸1億円の複数年契約がコスパに見合わず手をこまねく状況でした。一方、巨額補強で優勝が至上命題の楽天は、何度もトレードを成立させた巨人とのラインであれば、契約内容にも融通が利く。田中や即戦力の早川隆久(22)加入で先発ローテに余裕ができて、ローテ当落線上の塩見貴洋(32)や福井優也(33)を差し出すことは可能。先発のコマが不足している巨人の思惑とも一致しているんです」(スポーツ紙デスク)

 新旧金満球団の次なる一手から目が離せない。

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