NHKでは放送できない渋沢栄一“好色伝説”の虚実「孫娘はヒヒじじいと軽蔑」

 新しい大河ドラマ「青天を衝け」の主人公となった渋沢栄一。日本実業界の父として知られるが、その艶福家ぶりも「規格外」だった。曰く「アレが25センチの巨砲だった」「妻の他に女が100人いた」など、とにかくスケールが半端ないのだ。そこでアサ芸は、テレビでは放送できない「性の虚実」を大検証。その足跡を振り返ろうではないか。

 いよいよ放送がスタートしたNHK大河ドラマ「青天を衝け」。主人公となるのは、「日本実業界の父」と称される渋沢栄一だ。吉沢亮(27)が渋沢を演じ、和久井映見(50)、橋本愛(25)、木村佳乃(44)ら人気女優が60作目の大河ドラマを彩る。

 出身地である埼玉県深谷市では2月16日に「深谷大河ドラマ館」が開設されたばかり。さらには秩父鉄道が運行した「SL渋沢栄一号」には鉄道ファン、ドラマファンが大勢つめかけたほどだった。NHK関係者が語る。

「実は今回の大河は24年度から渋沢が『新一万円札の顔』となることもあって注目度は抜群。近現代が舞台の大河は数字が取れないというジンクスがありますが、今回ばかりは別との声が大きい。実際、NHK内の皮算用としては平均視聴率24.5%(ビデオリサーチ調べ・関東)を獲得した08年の『篤姫』を超える『21世紀初の平均25%も狙える』との声が出ています」

 こうした中、脚光を浴びているのが渋沢の知る人ぞ知る素行だ。歴史作家によれば、

「渋沢といえば歴史上の偉人の中でも突出したオンナ好き。NHKで放送できないような『性豪伝説』が語り継がれているんです」

 その最たるものが、生涯で作った子供の人数。

「正妻との間の子供は9人。最初の妻・千代とは2男3女をもうけたのち、死別。再婚した兼子とは2男2女をもうけました」

 さらに多数の妾を抱えていたという艶福ぶり。

「妾の子供も含めると、生涯で20人の子供がいたと言われている。ただ人数には諸説あり『50人説』や『戸籍の与えられない子供を含めると100人以上いた』とする説も根強く流れています」

 史実としては、68歳にして妾との間に子を作ったとされている。その際に「いや、お恥ずかしい。若気の至りで‥‥」と語り、周囲を呆れさせているが、さすがにこれだけの人数の子供は考えにくいか。【信憑性50%】

「渋沢の性豪ぶりには家族もドン引き。孫娘の華子は『祖父を、なんというヒヒじじいと軽蔑していた』と明かしています」(歴史作家)

 そのスキ者ぶりについて、二度目の妻・兼子からは「父様も論語とは旨いものを見つけなすったよ。あれが聖書だったら、てんで教えが守れないものね!」と、みずからの哲学を綴った著書「論語と算盤」と比べて、姦淫を許さない聖書の教えにたとえて皮肉られたほどだったという。

※「週刊アサヒ芸能」2月25日号より

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