11月に25歳年下の女性との不貞が報じられ、芸能活動を自粛した近藤真彦。“ジャニーズ事務所の長男”のまさかのスキャンダルに情報番組の司会を務める“次男”の東山紀之も「大きな失望感があります」と苦言を呈した。
近藤と田原俊彦、そして野村義男の3人は80年代前半、「たのきんトリオ」として一世を風靡。このうち野村は90年にジャニーズ事務所を辞め、以降はギタリストとして活躍。田原も94年に退所したが、その直前の会見での「僕くらいビッグに〜」発言をめぐってメディアから猛バッシング。ジャニーズという後ろ盾を失ったこともあり、それからはコンサートやディナーショー中心の活動で、テレビでその姿を見る機会はほとんどなくなった。
そうした中、「たのきんトリオの真の勝ち組」として再び注目を集めているのが野村だ。
「ライブやレコーディングのサポートメンバーなど裏方としての活動が多いですが、全盛期の浜崎あゆみのツアーギタリストを務めていたことはライブ映像などで覚えている人も多いはず。賛否はありますが、同世代の布袋寅泰、松本孝弘(B’z)と肩を並べる“日本3大ギタリスト”として名前が挙がるほど音楽業界やファンからは高く評価されています。なお、今年24年ぶりにリリースしたニューアルバムには、世良公則やかまやつ”ムッシュ”ひろし、高木ブーといった豪華メンバーがヴォーカルとして参加。盟友の近藤真彦もドラムとして参加した曲も収録されています」(音楽ライター)
実は、近藤と田原は多くのスキャンダルな話題を振りまいていたのに対し、野村はアイドル時代もそれ以降も皆無。1995年に結婚した際は、相手の元艶系女優という経歴が面白おかしく報じられたが、今も夫婦仲は良好だという。
そんな野村について芸能ジャーナリストは「ギター大好き少年がそのまま大人になって年を重ねた感じです。ミュージシャンは女性関係が派手な人は多いが、その点で彼は硬派。人当たりも昔から良く、彼のことを悪く言うマスコミ関係者もほとんどいない」と話す。
男性芸能人にとって女性スキャンダルは、いわば裏切り行為。そう考えると、途中からアイドルとは真逆の人生を歩み始めた彼がファンに対して一番真摯だったのかもしれない。