羽鳥慎一も困惑!?「コロナの女王」が“ド素人発言”で叩かれまくっていた

 新型コロナウイルスについて報じる報道番組で、すっかりおなじみとなった白鴎大学の岡田晴恵教授に、批判の声が続出しているという。5月19日に出演した「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にて、専門家とは思えない根拠薄弱なコメントを繰り出したというのである。

 番組では緊急事態宣言を解除する目安として、直近一週間の新規感染者が10万人あたり0.5人程度以下との数値を紹介。東京だと一週間あたり70人以下という目安になり、そこに到達するには5月19日からの3日間で合計32人以下に収める必要があると説明した。

 ここでメインMCの羽鳥慎一から話を振られた岡田教授は「どのみちこれから夏ですから、このコロナウイルス、高温多湿と紫外線が大っ嫌いですから、下火にはなってくると思うんですね」とコメント。ただ、クラスターの発生には要注意だと語り、「これから秋冬に向けて対策ということに意識を集中していくべきかなと思っております」との持論を明かした。このコメントが大問題だというのである。

「一般論として、インフルエンザを含むコロナウイルスが高温多湿に弱いというのはよく知られた話。ただ、新型コロナウイルスもそうなのかどうかはまだ検証が済んでいないのが実情です。東南アジアは現在、暑気と呼ばれる一年で最も暑くなる時期ですが、シンガポールやインドネシアは日本よりも感染者数が多く、とくにシンガポールは人口が570万人と日本の5%にも満たないにもかかわらず感染者数は1.7倍ほどに及んでいます。それゆえ岡田教授が安易に『高温多湿と紫外線が大っ嫌い』と公言するのは、とても専門家とは思えないほどに根拠の薄い発言ではないでしょうか」(医療系ライター)

 5月2日付の朝日新聞デジタルでは、シンガポールの医師が「ある環境においては機能する期間が短くなるというだけ」と説明する記事を掲載。ウイルスの寿命が短くなっても、生きている間は「十分に人を死に追いやるだけの力がある」と警告している。また紫外線に関しても「ウイルスがほこりの下についているような状態なら、効果はありません」と明言しているのだ。

「この説明を聞けば、岡田教授の言う『大っ嫌い』というのが実情に合わない表現で、いかに素人じみているかがわかるというもの。専門家ならむしろ、小池都知事が18日に語ったように『もう一息がんばりましょう』と自粛の継続を語るべきではないでしょうか」(前出・医療系ライター)

“コロナの女王”ともてはやされたのは、遠い過去の話のようにも思える。果たして岡田教授は高温多湿になったら、自身のコロナ対策をゆるめるおつもりなのだろうか。

(北野大知)

エンタメ