4月23日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系)が反響を呼んでいる。番組では2月に亡くなった野村克也さんを偲ぶ企画「ありがとうノムさん芸人」に、出川哲朗、陣内智則、アンジャッシュ渡部ら野球好きで知られる人気芸人が集結。選手時代と監督時代を振り返って、数々の「野村伝説」についてトークを繰り広げた。
「この企画は出川哲朗の発案で生まれたそうで、野球界からも『よく放送してくれた』との声が多くあがっています。というのも、実は3月に野村さんの『お別れの会』が行われる予定だったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されたまま。また、阪神とヤクルトのオープン戦を『追悼試合』にするプランもあったのですが、こちらも頓挫したまま。野村さんへのはなむけになったのではないでしょうか」(プロ野球関係者)
そして番組の終盤、「次回予告」が流れると、ネット上ではあらぬところでザワつき始めたという。
「4月30日に『鳥貴族芸人』がオンエアされることがアナウンスされました。チラッと流れた映像には、ザブングル加藤や三四郎・小宮といった芸人が出ているのがわかりましたが、視聴者の多くは『鳥貴族』と聞いて、関ジャニ∞の大倉忠義が出ていないか気になったのではないでしょうか。言うまでもなく、大倉の父親は『鳥貴族』の創業者で社長の大倉忠司氏。コロナ禍で客足が落ち込んだ実家の事業を救うべく、『鳥貴族』の魅力をアピールしてくれるのでは? なんて想像をふくらませるファンは多かったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
ジャニーズのタレントが「アメトーーク!」に!? と思われるかもしれないが、過去には中居正広が「ひとり暮らし長〜い芸人」に出演。V6の長野博にいたっては、「明太子芸人」、「にんにく芸人」、「大根ありがとう芸人」と、ジャニーズ所属アイドルの中で「最多出演回数」を誇っている。
「『鳥貴族芸人』ではスタジオのひな壇に座っていないことが確認されましたが、それでもファンはあきらめていない様子。サプライズで大倉がゲスト出演するのでは…という憶測が流れましたが、それはないでしょう。というのも、社長の大倉忠司氏はテレビのインタビュー取材で、はっきりと『息子には継がせない』と断言していますし、どちらかと言えば、父親のほうが有名人の息子と距離を置いている印象を受けます。大倉がのこのこと出演できるわけがありません。おそらく番組には『鳥貴族』が会社として映像提供などで協力しているはずですから、『大倉』『関ジャニ∞』のワードは禁句になる可能性すらあります」(週刊誌記者)
“平民レベル”にはなかなか伝わりづらい“お家事情”があったようだ。それでも……「鳥貴族」の名前に反応した大倉ファンは、かすかな希望を胸に、木曜夜にチャンネルを合わせてしまうのだろう。
(あまねかずこ)