トルコのガラタサライに所属するサッカー日本代表DF長友佑都が4月7日、自身のツイッターアカウントを更新し、世界で猛威をふるう新型コロナウイルスについて「調子乗りやがって…」とつぶやいている。
長友はコロナ禍が続く中、感染リスクと隣り合わせで働く医療従事者への感謝の言葉や、学校再開への反対など、SNS上では命を守る行動を若者に向けて呼びかけてきた。
そんな危機意識の高い長友もとうとう堪忍袋の緒が切れたのか、「コロナの野郎 目に見えないからって調子乗りやがって。ワクチンと薬できたらお前ら全員ぶっ飛ばしにいくからな!覚悟しとけ!」と投稿すると、続けて、「外で思いっきり走りたい!サッカーしたい!家族と出かけたい!子供を公園に連れていってやりたい! 自宅待機3週間経過したストレスをここにぶつけます」ともツイート。欧州サッカー界でも各地でロックダウンによる自宅待機が続いており、屋外で体を動かすことができないストレスを表現している。
「トルコと同じくプロリーグが中断中のイングランドではロックダウンが敢行されるも、名門トッテナムを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督をはじめ、一部の選手が政府の命令を無視して公園でのトレーニングに励んだことで批判を浴びるなど、徐々にアスリートにもストレスが蓄積しているようです。普段は冷静な長友の今回のツイートを見ても、そのイライラが十分に伝わりますが、この投稿が長友の盟友である本田圭佑の『おい、コロナ。お前なんかに俺らは負けへんぞ。これ以上俺らの邪魔すんな』という3月21日の投稿に酷似していたからか、ネットでは『本田のマネかよ』との冷めた反応が出ています。また、コロナ禍への素直な心境を表した長友らしさが感じられる内容にも『発想が小学生レベル』『なんか恥ずかしい』とする手厳しい声から、長友宛てのリプライにも『ゆうと、落ち着け。実際にぶっ飛ばしに行くのはあくまで医療関係者だ』『気持ちはわかりますが、感染の広がりは人間の行動に責任がある』などと冷静なツッコミが散見されました。この辺りはより感染被害が深刻な欧州と日本の間に温度差が背景にあるのかもしれませんが…」(テレビ誌ライター)
最近では妻で女優の平愛梨も手作り料理の写真をインスタグラムにアップするなど、自宅待機を楽しもうと模索している2人。なんとかこの危機を乗り越え、いつかは長友が新型コロナを“ぶっ飛ばして“もらえるよう期待したいところだ。
(木村慎吾)