女優でありながら3児の子供を抱える子育てママの小雪。つい先日、提携していた大手芸能事務所を退社したことが一部週刊誌で取り上げられたが、子供たちのために1年の半分を北海道で暮らすなど、近頃は芸能活動を控えている様子だ。しかしここへきて、唐突に石田ゆり子との因縁が蒸し返されているというのである。
民放局ディレクターが明かす。
「小雪は、りょうや天海祐希など誰それに似ていると言われることが多かった。特に00年代には、頻繁に石田に似ていると言われました。あるドラマの撮影中にもスタッフから『小雪さんって石田ゆり子さんに似ているって言われませんか』と聞かれて『そんなことないですね』と鬱陶しそうに答えていたことがありました」
雰囲気が似ているからか、キャスティング会議でも配役がかぶるケースが多かったようだ。
「今でこそドラマやCMに引く手あまたの石田ですが、かつては妹のひかりに先行されて、自己主張しないお嬢様女優という位置づけだった。小雪にしてみれば、脇役中心の石田と比べられること自体が嫌だったようです。この話が波及して、2人は共演NGになりました」(前出・民放局ディレクター)
小雪はモデル出身でありながら、女優として常にスポットライトを浴びてきた。
「それでも、今は仕事と子育ての両立にかなり苦労しているようで、どうしても家庭中心の生活になっているようです。ただし、子育てを優先して仕事をセーブしているわけではなく、純粋にオファーが減っているといいます」(芸能関係者)
16年に平均視聴率4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低調だった主演ドラマ「大貧民」(フジテレビ系)を最後に、目立った活動はしていない。
「ここ数年のハイライトは昨年、『全裸監督』(Netflix)でレジェンド女優の母親を演じたことぐらい。お互いを取り巻く環境が違うとはいえ、過剰に意識する石田との芸能界での立場は逆転されてしまった」(民放局ディレクター)
そんな小雪にも、フォローの風が吹き始めているようだ。
「17年に石田がナレーションを務めたドキュメンタリー映画『いただきます みそをつくる子どもたち』(メジロフィルムズ)の続編『いただきます ここは、発酵の楽園』(いでは堂)でナレーターに抜擢。ようやく同じ土俵で勝負を挑むんです。石田が動物愛護活動をしているのは有名ですが、小雪も今回の仕事を機に、児童福祉関連の活動に力を入れていくと言われます」(芸能関係者)
どこまでも相いれない2人だが、決着はつくのだろうか─。