「無印良品」のネットストアが、昨年末からメンテナンス状態が続いたまま、いまだに再開されない状態が続いており、ネット上では心配する声が相次いでいる。
「ネットストアのメンテナンスは当初12月31日から1月1日13時までの予定でしたが、その後、1月上旬までに変更され、さらには1月13日に『システムメンテナンスに想定以上の時間を要しているため、再開を1月下旬に再延期いたします』とアナウンスされたんです」(社会部記者)
これを受け、無印良品を運営する良品計画の株価は14日にストップ安を記録するなど19%安の大暴落。良品計画が10日に20年2月期の連結業績予想を大幅に下方修正した影響もあるが、同社の売上高の6.6%を占めるネットストアがまるまる1カ月休止状態となるため、億単位での損失を見込んで売りに出た投資家も多いとみられている。
ネット上ではこうした事態に《これぞまさに不良品計画》《ネットストアでメンテナンス1カ月なんて聞いたことない》《サイバー攻撃受けたんじゃない?》《ネットストアのメンテナンスが無印良品の終わりの始まりなんてことになりかねんぞ》などといった声も殺到している。
「一部メディアの取材に対し良品計画は『(11日の時点で)使用に耐えうる表示スピードが満たせなくなることが分かった』としていますが、もしこれが2月まで延びてしまった場合、新生活の繁忙期に突入するため機会損失はとんでもなく大きくなるでしょう。良品計画は20年2月期の連結業績予想を先日下方修正したばかりですが、ネットストアが1月下旬以降まで再開しないことは織り込まれていないはず。同期は予想よりもさらに業績が下がるのが確実とみられます」(経済評論家)
一刻も早い再開を祈るばかりだ。
(小林洋三)