「無印良品」「ユニクロ」パクリ疑惑の中国「メイソウ」が突如の謝罪の背景

 8月18日、日本でも「ダイソー」や「無印良品」「ユニクロ」のパクリと話題になっていた中国の生活雑貨チェーン「名創優品(メイソウ)」が日本風を売りにしてきたことで消費者の感情を害したとして突如として謝罪した。今後は脱日本化をすると宣言しており、中国国内で高まる反日感情に配慮したものと見られている。

「7月25日にメイソウのスペインの販売代理店が、チャイナドレスを着た人形を間違って『日本の芸者』としてインスタグラムに掲載してしまい、これが中国のネット上で物議を醸したことが事の発端です。その後、メイソウが日本のカタカナをブランドロゴにするなど日本企業を装って日本風の商品を販売してきたことに批判が殺到すると、『消費者の感情を傷つけた』と謝罪したのです」(フリーライター)

 メイソウが謝罪し、脱日本化を宣言せざるを得なかった背景には、特に中国の若者たちによる反日感情の高まりがあるという。中国では台湾問題や中国政府の日本への対応などからネットを中心に日本に対する批判的な意見が殺到。一大ブームになっていた日本風の夏祭り「夏日祭」も《文化的侵略だ》との声が高まったことから次々と中止され、浴衣を着た中国人女性が一時警察に拘束される事態にまで発展している。

「今回のメイソウの謝罪には反日感情に加え、中国のパクリ文化に対する若者の反発もあると見られています。これまで中国は日本の商品やキャラクターなど様々なものを模倣してきたことから『パクリ大国』と揶揄されることもありましたが、経済大国となった今、若者たちは他国の文化をパクることを恥と感じるようになっており、非常に厳しい目を向けるようになりました。先日、高級ブランド『ディオール』のスカートが中国の伝統衣装『マミアンスカート』を盗用していると中国国内で物議を醸し、フランスで抗議活動まで行われたのも、パクリに対する嫌悪感があったからなのです」(中国事情に詳しい記者)

 今後、日本を真似した商品やキャラクターは次々と中国から姿を消していくかもしれない。

(小林洋三)

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