12月8日、とあるユーザーがツイッターに投稿した「いきなり!ステーキ」渋谷の看板に掲載された“張り紙”が《ヤバい》と話題になっている。
その張り紙は「社長からのお願いでございます」との一文から始まり、「いきなりステーキは日本初の格安高級牛肉の厚切りステーキを気軽に召し上がれる食文化を発明」「今では店舗の急拡大により、いつでもどこでもいきなりステーキを食べることができるようになりました」と自社の功績をアピールしつつ、「しかし、お客様のご来店が減少しております。このままではお近くの店を閉めることになります」「創業者一瀬邦夫からのお願いです。ぜひ皆様のご来店を心よりお待ちしております」と切実な状況を打ち明けているのだ。
「ただ、この張り紙をアップした人は『“俺達はすごく努力してるぜ〜。でも客が来なくなって赤字だから、このままだと店を畳むぞ〜。だから、肉を食べに来いよ〜”ふざけるな!!すげー上から目線、何様だ』とコメントしており、怒り心頭の様子でした」(ネットライター)
この投稿を見たネット民からも、《売上の減少は客のせいですか。そうですか》《社長がこの張り紙しようって言い出したのかな。誰か止める人はいなかったのか》《客の情に訴えかける作戦って、もう末期も末期》といった声が広がっている。
実際、「いきなり!ステーキ」渋谷センター街店に問い合わせてみると、その旨の張り紙は9日時点でも貼ってあり、「社長からの指示」により掲示しているのだという。
「連日のように『いきなり!ステーキ』の苦境ぶりが報じられていますが、この張り紙にはさすがに驚いた人も多かったようです。インパクトを狙ってのものなのか、それともなり振り構っている場合ではない本音なのか。いずれにしても、そう効果はないとも思えますが…」(経済ジャーナリスト)
客に来るように求めるより、まずは自らを省みる方が先だろう。
(小林洋三)