江上剛が選ぶ「今週のイチ推し!」トランプ登場で市民が分断化 軍人から見た大統領選挙とは
著者はピュリッツァー賞を受賞した元ワシントン・ポスト記者。 登場人物のブレント・カミングスは、イラク戦争に従軍し、イスラエルにも派遣された帰還兵だ。軍人として民主主義を守ることを信条に戦ってきた...
著者はピュリッツァー賞を受賞した元ワシントン・ポスト記者。 登場人物のブレント・カミングスは、イラク戦争に従軍し、イスラエルにも派遣された帰還兵だ。軍人として民主主義を守ることを信条に戦ってきた...
最高に面白いミステリーに出会った。本書は「第70回 江戸川乱歩賞」受賞作。ミステリーというと警察が定番だが、本書では週刊誌記者が主人公である。この主人公がちょっと頼りない。 「週刊鶏鳴」の松村健太...
「経済とは何か?」とあらためて問われれば首を傾げざるを得ない。 「高校生のための経済学入門」(ちくま新書)を書いた著者は、本書で経済学の見方を、わかりやすく解説する。しかし、正直にいって元銀行員の私...
ようやく政府は27カ月ぶりに実質賃金がプラスになったと自画自賛している。 しかし、夏休みなのに子供をどこにも遊びに連れていけない家庭も多かった。日本は、いつからこんな貧しい国になってしまったのか...
著者は、新興メディアのニュースサイト「アクシオス」の中国担当記者である。決して安易な嫌中的立場ではない。 本書は中国の「権威主義的エコノミック・ステイトクラフト」(国家が政治的目的を達成するため...
本書は、温泉ジャーナリストの著者が、名旅館で見せた有名人たちの素顔を見事に描いている。取り上げられているのは福井県あわら温泉「べにや」、福島県会津東山温泉「向瀧」など20カ所以上。本書を持参して温泉...
保険金を不正請求したビッグモーターほど酷い事件はない。生保業界も酷い。高齢の生保レディが契約者を騙し、多額の損失を与えた。本書は「損保の闇」「生保の裏」に迫る迫真のドキュメントである。 損保ジャ...
遠州小夜の中山の観音寺の梵鐘でその鐘をついた者は、現世では富貴に恵まれるが、来世は無間地獄に堕ち、その上、子供も現世で地獄に堕ちるという呪いに苦しめられるという。それにもかかわらず、欲深い人々が列を...
第170回直木賞受賞作。本書は、人間は根源的には動物たちと同じ命で繫がっていて、それが連綿と続く命の物語である。 舞台は明治時代。主人公は、北海道東部の深山に住む孤高の猟師・熊爪。共に暮らすのは...
「10の数字で経済、少子化、環境問題を知る」と銘打った本書には、いったいどんな数が並んでいるのか。特に、私たちに関心の深い少子化の数字を見てみたい。 第4章「出生率が低い社会の共通点」には、シンガ...