寺脇研一覧

寺脇研「今週のイチ推し!」代々の師弟関係の繫がりに伝統芸能の重みを感じる!!

 落語家には、前座(4~5年)→二ツ目(約10年)→真打の階級がある。私が立川談四楼の落語を初めて聴いたのは、二ツ目時代の1980年だった。84年に真打昇進してから、40年余りが経つ。  一方で、小...

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寺脇研「今週のイチ推し!」もやは日常的な韓国文化を中高年ももっと楽しもう!!

 1988年まで韓国では映画、アニメ、漫画、ポップスなど日本の大衆文化を持ち込むことが禁止されていた。それが段階的に解除され、現在のように往来自由になったのは04年である。若い人はもちろん、年配者でも...

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寺脇研「今週のイチ推し!」関ヶ原は家康VS秀頼だった 目から鱗の日本史10の争乱

 書名を見て、日本における喧嘩の歴史を扱う本、と早とちりしそうだが、そうではない。日本史に残る戦いや争いの数々を引き起こした原因を、兄弟、仲間といった喧嘩を鍵にして探っていくのだ。  舞台は鎌倉時代...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」いろいろと考えさせられる時代と共に変わる車内マナー

 本書の前置きにあたる部分で告白しているように、著者自身もリュックを背負っていて「バッグが当たっているんだよ!」と怒声を浴びたことがあるらしい。  しかし、公共交通など現代都市のインフラについて社会...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」女優じゃダメですか? 抱腹絶倒、日常エッセイ!

 文中では「ムロイ」の室井滋という女優は、誰しもご存知だろう。  40年以上にわたって映画、テレビで活躍してきた。映画評論家として、早稲田大学在学中に出演した学生映画「ビハインド」(78年)以来、ず...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」「笑点」の一之輔は仮の姿!? 若きエースの素顔に迫る

「落語の人」つまり落語家、春風亭一之輔に惚れ込んだ著者によるこのノンフィクションは、異色の導入部から始まる。「はじめに ~長い言い訳~」と題した本題に入る前の文章が、なんと30ページにも及ぶのである。...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」なぜ維新は大阪で強いのか データから見た意外な結果

 先月の衆議院選挙で自民党が大敗し、自公連立政権が過半数割れとなったことで政局が流動化。敗れた自民、公明の与党側と、躍進した立憲、国民の野党の駆け引きに注目が集まっている。  一方、野党第2党である...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」アンドロイドのお姉さんのドジな旅行記にホッコリ!!

 副題「一筆書きでニッポン縦断」とある通り、JRの片道切符で乗車できる最長区間を旅する試みのことだ。  著名な鉄道旅行作家だった宮脇俊三が1978年に行った旅を綴った「最長片道切符の旅」(新潮社)で...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」田中角栄の時代から既に劣化 日本の「失われた50年」を検証

 本号を皆さんが手に取る頃には、自民党の新総裁も、野党第一党である立憲民主党の新代表も決定しているに違いない。しかし、「自民9人の総裁候補の誰が首相になっても頼りない。万一政権交代があった場合の立憲4...

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寺脇研が選ぶ「今週のイチ推し!」〝最高峰〟は某県の現職知事 傍若無人な年寄りたちに喝

 本書の題名を見た途端、腹の立つご同輩が多いに違いない。「バカ老人」と聞けば、72歳のわたしも、正直なところ心穏やかならないものがある。  ただ、そう言う著者も1947年生まれ。今年77歳の喜寿を迎...

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