大相撲七月場所が7月13日に愛知・IGアリーナで初日を迎えた。注目の新横綱・大の里は新小結・欧勝馬を寄り切って白星発進を決めたが、NHK「大相撲中継」で向正面の解説を務めた元小結の舞の海秀平氏が“ネガティブ発言”を連発し、相撲ファンから大不評を買っている。
大の里が横綱として初勝利を挙げると、舞の海氏は「ホッとしているでしょうね」と推察し、こう続けた。
「ただ明日は危ないですよ。(2日目に対戦する)安青錦はおそらく横綱にぶつかっていこうという気持ちだけじゃなくて、勝ちにいこうとしてきますね。勝ってやろうという気持ちで向かってきますね。おそらく今日の夜、安青錦は考えるんじゃないですか。その術中にはまらなければいいですけどね」
横綱の初勝利に水を差すような“危ない発言”に、SNSでは《舞の海は大の里に負けてほしいのか?》《テキトー言うな。安青錦が勝ちにいくのは当たり前》《マイナス思考をどうにかしてくれ》などとツッコミの声が続々。この日、安青錦は大関・琴櫻を相手に内無双で破り、技術力の高さを見せつけていた。舞の海氏が安青錦を高く評価するのも理解できるが…。
「大の里の取組前、舞の海氏は『盛り下げるわけではないのですが…』と前置きして、先場所から新横綱として行事をこなし、忙しい日々を送っていたと指摘。稽古を見ていた感想として『疲れが取れていない』『キレがなかったですよね』と心配を口にしていました。舞の海氏といえば、これまでも大の里が引き技で勝つと、“毒まんじゅう”と表現して批判。引き技で勝ちを拾いすぎると、押し相撲が中途半端になったり、ケガにつながることから、同じく解説者の琴風浩一氏もそのリスクをたびたび指摘し、舞の海氏もこの表現を好んで使っていました。今回も大の里への辛辣発言で、ネット上は大荒れとなっていましたが、これも激励と受け取りたいですね」(メディア誌ライター)
舞の海氏の“予言”はあたるのか。技巧派力士との取組に注目が集まりそうだ。