阪神6連敗で佐藤輝明の“確信歩き”にも岡田顧問が怒!お家芸のOB苦言⇒内部崩壊が始まる

 阪神タイガースが苦境に立たされている。セ・パ交流戦に突入して以降、49年ぶりとなる5試合連続の逆転負けを含む6連敗。楽天との3連戦では、2試合連続のサヨナラ負けという衝撃的な結末を迎えた。

 6月15日の楽天戦は延長11回までもつれ、阪神が1-2で敗戦。藤川球児監督は「すべてがチームを預かる立場として自分の責任です」と短く述べると、囲み取材を早々に切り上げ、厳しい表情で球場を後にしている。

 この試合では、延長11回の打席で佐藤輝明が中堅後方へ大飛球を放つも、ホームランを確信して全力疾走を怠りシングルヒットに終わるという痛恨のプレーも。これに岡田彰布球団顧問は、「打ったらバットを放って走る。当たり前のこと。走っていない選手、他にもいたやろ?」と、怒りをにじませた様子で取材陣に応対した。

 この試合のテレビ解説を務めていた岡田顧問は、佐藤の打撃内容についても厳しく指摘。阪神OBの解説ながら一切の忖度なく「佐藤が今季ホームランを量産できているのは、①外角のボールを仕留められている点、②相手投手が苦手なインコースを突いていない点」と、具体的に解説していた。

「岡田さんの解説は、忖度なし。番記者は全社、耳をそばだてて聞いています」(阪神担当記者)

 ただし阪神の場合、敗戦が続くとともにOBを含めた内部から批判が噴出し、球団が揺れに揺れまくるのが長年ファンが見てきた“お家芸”とも言える。

 6連敗の重圧がチーム全体にのしかかる中、藤川監督はこの難局をどう打開するのか。6月後半戦へ向け、チームは岐路に立たされている。

(小田龍司)

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