ウィリアム皇太子VSメーガン妃「称号剥奪」報道の信ぴょう性

「今朝予定されていたがんの治療を受けていた国王は、一時的な副作用に見舞われ、経過観察のため短期間の入院を余儀なくされました。そのため国王陛下の午後のご公務は延期されました」

 バッキンガムパレスが声明で、チャールズ国王の緊急入院を公表したのは3月27日のこと。昨年2月、がんと診断されたことを公表したチャールズ国王。しかし、その後も公務を続け、入院当日も3カ国の大使から信任状を受け取る公務が予定されていたという。

 とはいえ、チャールズ国王も御年76歳。今回の副作用での入院を受け、多くの英メディアは、ウィリアム皇太子の国王即位が早まったのではないかと伝えているが、皇太子が英国王位を継承した場合、「王族称号が剥奪される可能性は極めて高い」との憶測が飛び交っているのが、弟ヘンリー王子とメーガン妃だ。

 米メディア「デイリー・ビースト」が4月29日に報じた記事によれば、夫妻は2020年に王室を離脱した際、故エリザベス女王との間で「HRH(His/ Her Royal Highness、殿下/妃殿下)」の称号使用をやめるとの約束していたが、メーガン妃は約束を反故にしており、ウィリアム皇太子はそれがどうしても許せない。そのため、王位継承後には大ナタを振るい、夫妻が保有する「王族称号」を剥奪するのではないか、というのである。

「皇太子と王子夫妻との間では、今もなお口もきかない状態が続いているとされ、ウィリアムはその原因を作ったのがメーガン妃だと考えている。つまり、仲が良かった兄弟の関係をバラバラにした悪の根源こそが、メーガン妃であると。そんな皇太子が即位して国王になれば、事態はさらに悪化することは火を見るよりも明らか。王族称号の剥奪も、がぜん信憑性が増してきたと考えていいかもしれません」(英王室ウォッチャー)

「王室称号」使用についてメーガン妃側は、商業目的でない限り使用する権利があると主張しているが、目立ちたがり屋の彼女のこと。よせばいいのに、ウクライナ副大統領のユリア・スヴィリデンコ氏から受け取った「妃殿下」と宛名が記された手紙をわざわざインスタグラムで公表。さらには親友の起業家、ジェイミー・カーン・リマ氏のポッドキャスト・インタビューに出演した際、リマ氏に贈ったギフトバスケットに「サセックス公爵夫人妃殿下より」と記されたメモを添えていたことが、同ポッドキャストで紹介され、物議を醸すことに。

「メーガン妃は、これはあくまでも個人的な贈り物であり商業目的でないと主張しているようですが、そんな都合のいい理屈が通用するはずがない。ただ、事を荒立てたくないと考えていたチャールズ国王は、こういったミエミエの行為にも目をつぶってきたようなんです。しかし、ウィリアム皇太子にとってメーガン妃は天敵ですからね。厳しい措置に出ることが予想されます」(同)

 ウィリアム皇太子は今年4月、自身が立ち上げた環境保護に貢献した人や団体を讃える「アースショット賞」のCEOに、ジェイソン・クナウフ氏を任命したが、この人物は過去にメーガン妃からイジメを受けたと訴えた元王室の側近。この起用についても、さまざまな憶測が飛び交っており、一部では「メーガン妃が同氏のCEO抜擢に激怒した」との報道も。ともあれ、ウィリアム皇太子VSメーガン妃の確執はさらに深まりを見せているようだ。

(灯倫太郎)

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